移転用地は桐木田運動公園を軸に検討
樫村千秋日立市長は、1月4日の仕事始めの挨拶で、日立消防本部と日立消防署の合同庁舎の立て替えを、検討する意向を明らかにしました。樫村市長は、「消防、救急機能の向上を図るため消防本部の改築の検討を進めたい」と述べたもので、新年度予算に、移転候補地の地質調査費用などが計上される見込みです。
現在の庁舎は鉄筋コンクリート造り3階建てで、昭和37年11月に建設され、消防施設でありながら、耐震検査も行われていないなど、老朽化が進んでいます。また、敷地面積は約955平方メートル、延べ床面積は約1727平方メートルと手狭な状況です。消防車や救急車も、1回の車庫の中で横一列に駐車できず、3台が縦列駐車しているのが現状です。
敷地には制限があるため、移転新築の場合、現地での立て替えは不可能です。自主防災組織の訓練ができる防災教育機能、防災備蓄倉庫、ヘリポートの整備なども視野に入れて用地の検討に入ります。
現状では、桐木田運動公園を軸として検討される見込みです。計画が順調に進めば、2007年度に完成、運用を開始する予定です。
(写真上:日立市消防本部と日立消防署の合同庁舎、写真下:桐木田運動公園)
参考:日立市消防本部
日立消防本部・桐木田運動公園