Skip to content
ひたみち日記

ひたみち日記

井手よしひろが茨城県日立市からローカルな情報を発信中

Primary Menu
  •  ホーム
  • ご挨拶
  • プロフィール
  • 投稿一覧
  • facebook
  • X.com
  • youtube
  • 地創研
  • ご感想・ご意見
動画配信
  • 2001年[アーカイブ]

介護保険:問題多い国の特別対策<低所得者の利用者負担軽減策>

管理者 2001年10月16日
問題多い国の特別対策<低所得者の利用者負担軽減策>

011015kaigo_keigen_e 介護保険導入以前の措置制度では、所得の低い人は、無料またはきわめて低廉な費用負担で、ホームヘルプなどの介護サービスを受けることができました。

 しかし、介護保険の導入に伴い、利用料の1割負担が原則となり、所得の低い方の負担が増え、結果的に介護サービスの利用が少なくなることが懸念されました。

 そこで、国は平成14年度末(平成15年3月31日)までの特別対策として、地方自治体や社会福祉法人が、低所得者に対して利用料の一部を軽減できることとし、減免を行った場合、法人が負担した費用の一部を国と県、市町村が負担する制度を設けました。

 しかし、この制度を活用するかどうかは、市町村の任意の判断に任され、事務処理も非常に煩雑になり、また社会福祉法人の負担割合も高く、実施する市町村が限られているのが現状です。

 平成13年度2月20日現在では、茨城県内の市町村85に対して、実施している市町村は38市町村と全市町村の47%にとどまっています。社会福祉法人の数で見ると、77法人が実施しているのみです。

 また、この特別対策では、総利用者負担額の1%まではすべて社会福祉法人の負担となっていますので、実際に公費の助成が行われた市町村は、わずか10市町村にとどまっている実態があります。

 この事業には、平成12年度の県予算486万円あまりが計上されましたが、決算額は1割にも満たない30万円あまりでした。

 こうした現状から、茨城県などは国に対して制度の改善を重ねて要望してきました。また、東京都では、平成14年1月から対象サービスの拡大や都と区市町村の助成枠の拡大を図る改善策を発表しました。
参考:東京都の利用者負担軽減策

 井手県議は、この国の特別対策を早急に改善することを提案しております。そのポイントとしては、
1)対象事業者を、自治体や社会福祉法人だけに限らず、民間事業者やNPOなどすべての介護サービス提供事業者とする。
2)利用負担の軽減を事業者に義務づける。
3)軽減した費用は全額、国・都道府県・市町村が介護サービス事業者に助成する。
4)減免額は、利用者負担の1/2とする。
5)減免の対象サービスを拡充する。(訪問介護、通所介護(デイサービス)、短期入所生活介護(ショートステイ)、指定介護老人福祉施設における施設サービス(特別養護老人ホームでのサービス)、訪問入浴介護、訪問看護、訪問・通所リハビリテーションなど)

軽減額の負担割合と改善提案(ホームヘルプの場合)

国の特別対策の負担割合
011015tokyo_1
国の特別対策への改善提案
011015kaigo_keigen

国の特別対策の内容
対象サービス
訪問介護
通所介護(デイサービス)
短期入所生活介護(ショートステイ)
指定介護老人福祉施設における施設サービス
(特別養護老人ホームでのサービス)
事業主体
社会福祉上を直営する区市町村
社会福祉法人
公費による助成
一定割合までは全額法人等の負担(利用者負担総額の1%)、超過した分は法人と公費(国・都道府県・市町村)の折半
対象となる利用者負担
介護費負担
食事負担
日常生活費負担
対象者
区市町村民税の世帯非課税者
(介護保険所得区分の第1段階、第2段階の者)
利用者への軽減割合
2分の1から免除まで

このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。

印刷する 🖨
閲覧数 81

Continue Reading

Previous: 首都圏新都市鉄道株式会社の 有価証券明細表
Next: 介護保険:東京都が低所得者の利用者負担軽減策を実施

Related Stories

6e7aa703.gif
  • 2001年[アーカイブ]

2001年12月の記録

管理者 2001年12月31日
  • 2001年[アーカイブ]

県議会議員定数是正・久慈郡選挙区1減で決着

管理者 2001年12月21日
edccfffb.jpg
  • 2001年[アーカイブ]

第4回環境ホルモン国際シンポジウムをつくばで開催

管理者 2001年12月15日



井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
https://y-ide.com
master@y-ide.com

2025年11月
月 火 水 木 金 土 日
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
« 10月    

最近の投稿

  • 揺らぐ日本の安全保障、公明党が果たすべき役割とは
  • 日本の安全保障が揺れる今、公明党の役割と責任
  • 今必要なのは「覚悟」ではなく「熟慮」――台湾有事をめぐる高市首相の失言を巡って
  • 自民党とN党の統一会派、そして党首逮捕 ― 「数合わせ政治」の危うさ
  • 「嘘も百回言えば真実になる」――繰り返される言葉に惑わされない判断力を

アーカイブ

カテゴリー

  • 知事定例記者会見(令和7年11月7日)
    2025年11月7日
  • 【CHALLENGE IBARAKI】#77 みんなに知ってほしい!茨城県民の歌
    2025年10月31日
  • 野鳥における高病原性鳥インフルエンザについて
    2025年10月21日
  • 県民の皆様から寄せられたご意見に対する現状・対応について
    2025年10月17日
  • いばらきパートナーシップ宣誓制度を実施しています
    2025年10月9日
  • 公明ブランド 中道改革断行の力
  • 新任抱負を聞く
  • 【主張】結党61年 「大衆とともに」新たな挑戦へ
  • コラム「北斗七星」
  • 予防医療の充実、今こそ
このホームページ(Blog)へのリンクは自由に行ってください。
文章の引用等も自由です。
ただし、リンクや引用等によって生じた不利益に対して、管理者はその責任を負いかねますので、ご容赦ください。
Copyright © All rights reserved. | MoreNews by AF themes.