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  • 1997年[アーカイブ]

鹿島共同再資源化センター計画

管理者 1997年11月16日
茨城県鹿島地区にRDFによるゴミリサイクル計画
茨城県・3市町・コンビナート企業が再資源化システム構築

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地域と企業が一体となった日本初のゴミリサイクル計画

 茨城県南部の海岸地帯、鹿島地域で地域とコンビナート企業が一体となったゴミのリサイクル計画が進んでいます。

 鹿嶋市、神栖町、波崎町の1市2町は、現在のゴミ焼却炉を順次RDF化プラントに立て替えを行っています。

 県、および1市2町とコンビナート企業(鹿島臨海工業地帯企業連絡会:鹿工連)は共同で再資源化センターを建設し、1市2町のRDF化プラント(鹿嶋市と波崎町に建設)で製造されたRDFと企業からの産業廃棄物を焼却し、発電や温水、スチームに活用しようとする計画です。

鹿島共同再資源化センター(株)

所在地 茨城県鹿島郡神栖町東部東地区工業団地内
(旧砂山公園)
  • 半分は産廃を燃やすので工業団地内に立地
  • 回収した蒸気を効率的に利用できる
  • 1市2町の中心地にあるためRDFの輸送に便利
  • 住宅地から一定の距離が保てる
  • 土地の確保が比較的容易
設 立 1998年12月1日  
資本金出資

茨城県 5億円
鹿嶋市・神栖町・波崎町 5億円
日本政策投資銀行 5億円
三菱化学(株) 5億円
住友金属工業(株) 5億円
鹿島石油(株) 1億3000万
JSR(株) 1億
エーザイ(株) 5250万
鹿島コンビナート企業72社  5億2550万
資本金合計 33億800万円
2000年9月26日、井手県議ら県議会環境商工委員会のメンバーは、鹿島共同再資源化センターの工事進捗状況を現地調査しました。
今後の予定 平成11年9月~12年12月 建設工事
平成13年1月~3月 試運転
平成13年3月~ 営業開始
 
敷地面積 3ha  
施設規模 全連続式焼却施設 24時間連続して焼却処理が可能
焼却炉 ロータリーキルン・ストーカー炉
100t/1日×2基
一日の処理量200トン
排ガス ダイオキシン:0.008マイクログラム/h
硫黄酸化物(SOx):3.5Nm3/h
窒素酸化物(NOx):3.5Nm3/h
現状の地域内の排ガスの合計
ダイオキシン:0.776マイクログラム/h
硫黄酸化物(SOx):15.0Nm3/h
窒素酸化物(NOx):10.7Nm3/h
煙突 高さ59m  
発電設備 3000kw 1000kwは自社供給、2000kwは東電へ売電されます
飛灰処理 セメント固化  
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 ダイオキシンは、塩化ビニールなどの低温での燃焼で発生します。このために、ダイオキシンを削減するためには、次のような対策が必要です。

ゴミの排出抑制、リサイクルの徹底。
ゴミの焼却は、全連続炉によって高温で、24時間連続して焼却する。
焼却によって得られた熱は、発電や、熱供給など無駄なく再活用する。
灰を適正に処理する。
全連続炉が整備困難な小規模な市町村は、広域処理を行う。

 このため、国は、24時間連続運転の出来ない焼却炉や、100t/日未満の小規模焼却炉には、国庫補助を行わない方針です。
 こうした現状の中、鹿島再資源化センター計画は次のようなメリットがあります。

1市2町では、国庫補助でRDFプラントを整備できる。
鹿島再資源化センターは第3セクターとして設立し、国(日本政策投資銀行)、県、1市2町、地元企業(鹿工連)からの出資、無利子融資を受けることが出来る。
地域企業の小規模焼却炉を10ヶ所以上廃止することが出来、ダイオキシンを含む大気汚染を大幅に改善することが出来る。
電力や蒸気が効率的に利用できる(3000KWの発電、その内2000kwを東電に売却する)
1市2町が単独処理をするより、ランニングコストを抑えることが出来る。

参考:ゴミの固形燃料化(RDF化)を考える/日立製作所のRDF化プラント

このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。
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井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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