公明党青年局の代表メンバー6名と公明県議団(足立寛作県議、鈴木孝治県議、井手よしひろ県議)は、滝本商工労働部長を訪ね、若者の就業支援策の充実を求める要望書を手渡しました。
茨城県は来年度、無業者の就職相談から能力開発、職業紹介までを一貫して支援する「ワンストップサービスセンター」(通称:ジョブ・カフェ:県雇用人材センター)を開設することを検討しています。
こうした就業支援施設の整備は、かねてより公明党が主張してきた政策であり、県当局の迅速な整備計画を評価するものです。
しかし、その具体的な内容は、決して満足のいくものではありません。たとえばハローワーク(公共職業安定所)との連携面では、その求人データーベースの閲覧が県雇用人材センターではできません。若者の就業支援をうたった施設でありながら設置される場所やロケーション(くつろいだ雰囲気での相談環境整備、入りやすい場所の設定)の設定など不備があると思われます。
こうした状況を踏まえ、公明党県本部青年局では、『「はたらきたい!」若者の思いをカタチに』との要望署名を行いました。この署名には短期間の運動であったのにもかかわらず、1002名の賛同が寄せられました。
要望の席上、青年局のメンバーからは、「若者が気軽に集えるジョブ・カフェを作ってもらいたい。土曜・日曜や夜遅くまで相談できるようにしてもらいたい」。「ジョブカフェでは、ハローワーク(職安)の求人情報を閲覧したり、検索できるようにしてもらいたい」などといった若者の生の声が寄せられました。さらに、高校や大学などでのインターンシップの充実も要望されました。
これに対して、滝本商工労働部長は「今回設置を検討しているジョブ・カフェは、水戸の三の丸に計画していますが、土曜・日曜もオープンさせます。夜8:00まで相談を受け付けます」「職安の求人情報も検索できるよう茨城労働局に働きかけたい」といった前向きな回答がありました。
< 要 望 事 項 >
1.茨城県内にジョブ・カフェを早期に整備すること。地域性を考慮して、複数箇所整備すること。
2.地域の若者の意見を聞き、使いやすいジュブ・カフェとすること。
3.職業相談に対応できるキャリア・コンサルタントを全ジョブ・カフェに配置すること。
4.ジョブ・カフェにおいてはインターネットやハローワークのデータベースなどの検索・閲覧が自由に出来るシステムを導入すること。
5.電話やメールでも相談や質問に対応できるキャリア・ヘルプデスクを設置すること。
6.仲間同士の情報交換が出来るようにフリースペースを設けること。
7.企業・教育機関と連携したインターシップを充実させること。