吉田正音楽記念館は、吉田氏の音楽文化への功績を長く後世に伝えようと建設されました。鉄筋コンクリート5階建てで、1階にミニコンサートも可能なスタジオ(約30平方メートル)や屋外ステージを備えています。2階では吉田氏の生涯を映像で紹介している。
2階から4階にかけての吹き抜けには、約700枚のレコードジャケットが飾られています。正に圧巻です。楽譜やゆかりの品々も展示され、ガラスケースに置かれた日本ビクターのマスコット犬「ニッパー」像の前では、ICチップを利用したミュージックプレーヤーで200以上のヒット曲を聴くことができます。1階の受付で是非借り受けてください。
なお、この吉田正音楽記念間の大きな特徴は、入場料が無料であるということです。多くの方に、気軽に立ち寄っていただき、吉田正の音楽に親しんでもらいたいとの気持ちが伝わってきます。
(写真は4月27日の開館式のテープカットの模様です)
1階
①エントランスホール
国民栄誉賞、芸術選奨文部大臣賞を展示
②スタジオ
吉田正氏の作品から、15曲を映像とともに楽しむシアター。
録音スタジオ、ミニコンサート及び音楽等の練習会場としても利用。
③ショップ
記念館及び吉田正グッズの販売コーナー。
④ミュージックプレーヤー受付
IC技術の粋を活かしたミュージックプレーヤーの貸出の受け付けです。200曲以上の吉田音楽のエッセンスを聞くことが出来ます。
2階(1950年代の居間)
①レコードジャケット壁(4階までの吹き抜け)
吉田正メロディーのレコードジャケット等を吹抜けの壁に展示
②ゆかりの品、楽譜等の展示。
③吉田正氏の生涯を映像で紹介(約10分程度)
④歌謡史の壁(4階まで各階にあり)
1950年代からそれぞれの時代背景と歌謡曲の変遷を辿りながら、吉田正の数多くのヒット曲を紹介
⑤ミュージックプレーヤー(携帯ステレオミュージック装置)
ICタグを埋め込んだビクターヒット曲賞のマスコットトロフィー、携帯電話サイズ程度の装置を近づけ、ヒット賞約200曲を聴くことができます。
⑥吉田正氏のヒット曲が流れるBGMコーナー(5階まで各階にあり)
3階(1960年代の居間)
①レッスンに使用したピアノ、机等の展示
②門下生日記コーナー
門下生が語る言葉や、当時の資料を通して吉田正像を浮かび上がらせるコーナー。門下生を選び、自由に興味あるエピソードや門下生の曲を聴くことができる。
③吉田正が実際に使ったピアノや机などが展示されています。
③歌謡史の壁
④ミュージックプレーヤー(携帯ステレオミュージック装置)
⑤吉田正氏のヒット曲が流れるBGMコーナー
4階(1970年代、1980年代以降の居間)
①作曲ワークショップ
大人も子供も作曲の仕方を楽しみながら体験できるコーナー。自分の作曲した楽譜を印刷したり、CD-Rにコピーすることができる。
②歌謡史の壁
③ミュージックプレーヤー(携帯ステレオミュージック装置)
④吉田正氏のヒット曲が流れるBGMコーナー
5階(展望カフェ)
①コーヒー、軽食等を飲食しながら、店内、テラスから眺望を楽しむ
②ミュージックテーブル
インターネットで様々な音楽関係のホームページを自由に見たり、曲を聴くことができる。
③吉田正氏のヒット曲が流れるBGMコーナー