4月7日、茨城県内の県立高校の入学式がー勢に催されました。井手よしひろ県議は、地元多賀高校の入学式に出席。厳しい試練を乗り越えて高校入学の栄冠を勝ちとった281名の新入生を祝福しました。
校長の式辞を受けて宣誓を行った斉藤良介君は「私は将来、野球の指導者をめざしたい。多賀高の“文武不岐”との校是のもと、大学進学をめざし勉学に励み、甲子園をめざし部活動に全力を挙げます」と、力強く語りました。
この4月からは高校無償化制度がスタートするなど、高校のあり方は大きく変化して来ています。新らたな高校のあり方について議論をより活発化させていくことが必要です。
県立多賀高校での来賓挨拶
ただ今、ご紹介を戴きました茨城県議会議員の井手よしひろです。
厳しい試練を乗り越え、晴れの栄冠を勝ち取られた282人の新入生のみな様、ご入学おめでとうございます。
この多賀高校は、地域になくてはならない高校です。公務員や企業の社長さんなど、数多くの地域を担う人材を輩出してきました。今日、入学された皆さまも、この歴史と伝統のある多賀高校での三年間を有意義に過ごしていただきたいと思います。
激動の社会で、今一番要請されていることは、「コミュニケーション力=他者との対話の力」です。日本を代表する脳科学者茂木健一郎先生は、月刊誌の対談の中で「自分だけでは創造性は育たない。脳科学からみても、異なる世界と触れ合うことで、脳は学習をする」と指摘をしていました。2008年ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生も、勉強方法として、「同年代の学生同士で議論することで、理解に厚みが出、競争心がエネルギーに変わる」と述べ、対話の重要性を指摘しています。
「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない」との至言があります。人間は、人間同士の切磋琢磨でしか成長できないという意味です。学校生活も昔からみると大きく変わってきています。メールやゲーム、遊び仲間も特定の少人数のグループになることが多いようです。こうした壁を乗り越えて、他者との誠実な対話に挑戦していっていただきたいと思います。
もう、30年以上前になりますが、私が高校に入学したとき、一番尊敬する先輩から、一つの言葉をいただきました。
それは、「浅きを去って、深きにつくは、丈夫の心なり」とのことばです。
少し難しい、古めかしい言葉でしたが、「簡単で楽なことより、大変で苦労も多いことを選ぶことが、丈夫、強い人、勝利者の大事な条件だ」というような意味だと理解しています。
勉強に飽きてもう寝てしまおうかなと思ったときに、その気持ちのままに寝てしまうのが、「浅きにつく」生き方。あと十分と頑張るのが、「深きにつく」生き方であると思います。
悪いことをしている友人をそのまま見逃すのが、「浅きにつく」生き方。勇気を持って注意をするのが、「深きにつく」生き方です。
「浅きを去って、深きにつくは、丈夫の心なり」、この大事な高校時代の三年間を、見事に勝ち抜いていって頂きたいと思います。
今日、入学されました皆さまが、この多賀高校という学舎で、生涯の原点を作られることを期待いたしまして、お祝いの言葉といたします。
本日は本当におめでとうございました。
ただ今、ご紹介を戴きました茨城県議会議員の井手よしひろです。
厳しい試練を乗り越え、晴れの栄冠を勝ち取られた282人の新入生のみな様、ご入学おめでとうございます。
この多賀高校は、地域になくてはならない高校です。公務員や企業の社長さんなど、数多くの地域を担う人材を輩出してきました。今日、入学された皆さまも、この歴史と伝統のある多賀高校での三年間を有意義に過ごしていただきたいと思います。
激動の社会で、今一番要請されていることは、「コミュニケーション力=他者との対話の力」です。日本を代表する脳科学者茂木健一郎先生は、月刊誌の対談の中で「自分だけでは創造性は育たない。脳科学からみても、異なる世界と触れ合うことで、脳は学習をする」と指摘をしていました。2008年ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生も、勉強方法として、「同年代の学生同士で議論することで、理解に厚みが出、競争心がエネルギーに変わる」と述べ、対話の重要性を指摘しています。
「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない」との至言があります。人間は、人間同士の切磋琢磨でしか成長できないという意味です。学校生活も昔からみると大きく変わってきています。メールやゲーム、遊び仲間も特定の少人数のグループになることが多いようです。こうした壁を乗り越えて、他者との誠実な対話に挑戦していっていただきたいと思います。
もう、30年以上前になりますが、私が高校に入学したとき、一番尊敬する先輩から、一つの言葉をいただきました。
それは、「浅きを去って、深きにつくは、丈夫の心なり」とのことばです。
少し難しい、古めかしい言葉でしたが、「簡単で楽なことより、大変で苦労も多いことを選ぶことが、丈夫、強い人、勝利者の大事な条件だ」というような意味だと理解しています。
勉強に飽きてもう寝てしまおうかなと思ったときに、その気持ちのままに寝てしまうのが、「浅きにつく」生き方。あと十分と頑張るのが、「深きにつく」生き方であると思います。
悪いことをしている友人をそのまま見逃すのが、「浅きにつく」生き方。勇気を持って注意をするのが、「深きにつく」生き方です。
「浅きを去って、深きにつくは、丈夫の心なり」、この大事な高校時代の三年間を、見事に勝ち抜いていって頂きたいと思います。
今日、入学されました皆さまが、この多賀高校という学舎で、生涯の原点を作られることを期待いたしまして、お祝いの言葉といたします。
本日は本当におめでとうございました。