1月19日、井手よしひろ県議は学生向けのシェアハウスを建設中の三ツ堀裕太さんに、現場を案内していただき、そのコンセプトや今後の計画などを聴き取り調査しました。
茨城大学発のITベンチャー・株式会社ユニキャストを経営する三ツ堀さんは、地域貢献型シェアハウス『コクリエ』を計画しました。昨年12月に上棟し、今年3月下旬の竣工を目指しています。
『コクリエ』の入居対象は地域貢献に興味を持つ大学生を中心とする単身者。現在、4月新学期からルームシェアを始めるスタートメンバーを募集中です。共同生活を通し、一生付き合える仲間ができることを目指しています。また、入居者には、地域企業の方と商品開発に携わったり、地域イベントに積極的に参加していただくことにしています。こうした地域密着の活動を通し、地域に貢献する人材の育成を図りたいと、三ツ堀さんは考えています。
『コクリエ』は、学生と地域が一体となった新しい地域社会づくり(Co-Creation)にちなんで命名されました。
建物は木造2階建てで全16部屋。家賃は水道・光熱費、インターネット通信費などを含め4万8000円~5万3000円程度。完成後はユニキャストも同じ建物内にオフィスを移転させます。
もともとは、ユニキャストと人的交流のある茨城キリスト教大学の地域貢献サークル「HEMHEM(ヘムヘム)」のメンバーらが中心となって、2012年11月にプロジェクトチームを設立。「サークル活動の継続や仲間づくりにはランドマーク的な存在が必要」として、シェアハウスの建設が提案されました。
サークルメンバーらが友人や同級生にシェアハウスについての聞き取りを実施すると、「自立する良い機会」「成長のきっかけとなる」など反応は上々。このため、サークルを立ち上げた卒業生らの勤務するユニキャストが企業として、建設を手掛けることになりました。
プライバシーを確保しながら、コミュニティースペースを充分に確保した設計は素晴らしく、学生の意見を取り入れながら設計した賜物です。
若い方が生き生きと地域の中で住まえる環境作り。ここに地方創生の萌芽を感じます。入居に関する問い合わせは、ユニキャストまで:0294(32)5474。
参考:コクリエのホームページ