日立市は、平成27年度の新規事業として大甕駅周辺地区整備事業を計画し、当初予算に1億2243万円の事業費を盛り込むことになりました。
大みか駅の東口と西口とを結ぶ自由通路(歩行者専用)を地下に設け、東西市街地の一体化を図るほか、駅構内の移動を円滑化するため駅舎の全面改築などに取り組みます。平成27年度当初予算案に駅舎改築や自由通路、西口駅前広場などの整備事業費を計上する方針です。3月市議会で議決後、27年秋ごろから仮駅舎を建築。28年2月ごろに新駅舎の本体工事に着手し、29年3月末の完成を目指します。
新駅舎は鉄骨地下1階、地上1階の約897平方メートル。延長約81メートルの自由通路を新設するとともに改札口やコンコース、事務室などを地下に整備します。JR十王駅と同じように地下に駅舎機能を整備します。
また、茨城キリスト教学園の関連施設が多い駅西口付近にバス高速輸送システム「ひたちBRT」が乗り入れられる駅前広場や専用道、停留所を整備しバスと鉄道を結んでいきます。西口駅前広場には南北アクセス道路も新設します。南北アクセス道路は、BRT専用道路の西側に位置し、北側の都市計画道路森山水木線から、南側が県道日立港線までを結ぶます。直線距離にして約1.2キロメートルですが、具体的な延長や線形などはあだ確定していません 。
駅舎改築と自由通路の設計・施工は、市がJRに工事を委託する形で行われます。日立市は今月中旬、JRと施工業務に関わる協定を結ぶ予定です。仮駅舎は現在の大甕駅に隣接する駐輪場に建設し、その後、現駅舎を解体します。跡地については今後JRと協議を行う意向です。
なお、交番は西口に移転新設する方針で、県警と現在協議中です。