2月6日からJR常磐線の大甕駅(おおみか・えき)は、仮駅舎での営業が始まりました。
日立市とJR東日本水戸支社では、茨城キリスト教学園などが立地する西側に、新たに入り口を設けた駅舎の建設工事を、去年(2015年)9月から始めました。
新しい駅舎は、地上1階・地下1階で約897平方メートル。地下部分にコンコースや待合室、店舗、多機能トイレなどを設置します。地上部は上りホームと下りホームに、それぞれ階段1カ所とエレベーター1基を設けます。都市施設として整備される地下の東西自由通路は幅約5.5m・延長約81mで、東口駅前広場側に階段3カ所とエスカレーター1基、西口駅前広場側には階段2カ所とエレベーター1基を設置されます。総事業費はおよそ37億円です。
新たに設けられる西口には、駅前広場が整備され路線バスやタクシーの乗り場などがあるロータリーが設けられ、平成30年度の営業開始を目指しています。
5日まで使われていた旧駅舎はすでに閉鎖され、3月からは解体工事が始まります。
地元から保存要望が出されている初代大甕駅の壁画は、自由通路などに設置できないか、JR東日本で検討中です。
JR大甕駅の旧駅舎
JR大甕駅の完成予想図(海岸側・東口方向からキリスト教学園側・西口を見た図)