あいちトリエンナーレ調査(豊橋市内)
あいちトリエンナーレ豊橋水上会場《フーガ》
あいちトリエンナーレ2016。豊橋市「水上ビル」に展示されているブラジル人作家ラウラ・リマの作品
水上ビルは、1960年代に農業用水路を暗渠化した上に建てられた「豊橋ビル」「大豊ビル」「大手ビル」の総称で、駅前から800mに渡って続き、今も古くからの店が所々に残るノスタルジックなビル。
ここでは、各ビルで4人のアーティストが展示を行っています。そのひとり、リオデジャネイロを拠点に活動するラウラ・リマの作品が《フーガ》です。
哲学と視覚芸術を学び、約20年前から人間と動物を等価に扱う作品を発表してきたリマは、今回、〈鳥のためのアート〉をコンセプトに制作。4階建てのビルを使って小鳥を放ち、彼らの生息場所としています。台所や畳敷きの部屋、押入れなどがそのまま残る住居の随所に止まり木となる木の彫刻作品を配し、鳥たちはビル内を自由に飛び回ることができます。
放たれている鳥は野鳥ではなく、全てペットとして生まれた鳥ばかり。そこには、小さなカゴの中で一生を終えるはずの鳥たちを大きな空間に放つことで、「飛ぶ」という本能を取り戻してほしいというリマの思いが込められています。
会場には鳥たちが楽しむための風景画も設置。そこを目掛けて飛びたいと思うような消失点のある作品を選ぶなど、鳥たちが外を飛びたくなるような作品を選んでいます。
ビル全体が鳥の住処となったその場所へ、鑑賞者はお邪魔することになります。
撮影は2016/10/19に行いました。
放たれている鳥は野鳥ではなく、全てペットとして生まれた鳥ばかり。そこには、小さなカゴの中で一生を終えるはずの鳥たちを大きな空間に放つことで、「飛ぶ」という本能を取り戻してほしいというリマの思いが込められています。
会場には鳥たちが楽しむための風景画も設置。そこを目掛けて飛びたいと思うような消失点のある作品を選ぶなど、鳥たちが外を飛びたくなるような作品を選んでいます。
ビル全体が鳥の住処となったその場所へ、鑑賞者はお邪魔することになります。
撮影は2016/10/19に行いました。
歩数【4000】歩・移動距離【列車・レンタカーで移動】km