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ひたみち日記

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井手よしひろが茨城県日立市からローカルな情報を発信中

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市町村に「調整手当」は必要か?

管理者 2004年1月21日
040121chosei

040121toride 取手市では、市議会議員選挙が告示され選挙戦まっただ中です。
 今回の選挙は、藤代町との合併が大きな争点となっています。その議論の中で、浮上してきたのが「職員の調整手当」の問題です。
 調整手当とは、民間における賃金・物価、生計費が特に高い地域で勤める職員に支給される手当です。その地域における職員の給与水準と民間の賃金水準との均衡を図ることにより、要因の確保を容易にすると共に、物価や生計費の事情を考慮して、勤務地域間の給与の不均衡を調整することを目的としている給与です。
 例えば茨城県職員の場合、つくば市に勤務する職員に3%、東京都内に勤務する職員に13%が加算されています。
 一方、県内市町村においては、83ある市町村で、取手市とつくば市だけが、一律に3%の調整手当を加算しています。
 具体的にいえば、毎月の給料(基本給)が30万円であるとすれば、その3%にあたる9000円が上乗せされ、30万9000円が支給されているということです。
 取手市の給与水準をマクロ的に観てみると、取手市の人件比率は36.6%と県内で6番目に高く、平均給料は379万円あまりで県内2番目の高額となっています。明らかに、調整手当が人件費全体を引き上げています。
 合併相手である藤代町は、人件費比率が38.1%と5番目に高く、反面平均給料は、342万円であり51番目となっています。藤代町の人件費が高い要因は、職員数そのものが多いことにあるようです。
 この両市町の合併に際して、取手市の調整手当の取り扱いが一つの課題となっているわけです。藤代町には調整手当がありませんから、今後どちらかの給与体系に合わせて行かなくてはなりません。
 取手市が周辺の藤代や守谷、牛久などと比べて物価が著しく高かったり、生計費が多くかかるという実態はないと思われます。
 合併協議の中で、取手市の調整手当は撤廃しされるべきだと強く主張します。

●茨城県内の市町村の職員給料(基本給)比較

– 人件費率 順位 職員数 平均給料 順位
単位:人 単位:千円
 市町村計 (83) 30.3% – 16,434 3,743 –
 市  計 (22) 29.8% – 8,663 3,631 –
 町 村 計 (61) 30.5% – 7,771 3,868 –
1水戸市 29.3% 45 990 3,642 14
2日立市 30.9% 33 755 3,697 6
3土浦市 28.2% 55 559 3,590 20
4古河市 28.0% 58 322 3,734 5
5石岡市 30.2% 37 267 3,463 39
6下館市 28.1% 57 342 3,766 3
7結城市 27.1% 66 305 3,551 24
8龍ヶ崎市 27.1% 67 367 3,508 31
9下妻市 22.0% 83 206 3,372 61
10水海道市 28.5% 53 266 3,641 15
11常陸太田市 34.5% 14 217 3,463 40
12高萩市 26.8% 68 214 3,461 41
13北茨城市 38.5% 4 317 3,686 8
14笠間市 28.7% 52 189 3,539 25
15取手市 36.6% 6 413 3,798 2
16岩井市 29.3% 44 253 3,528 26
17牛久市 27.6% 64 331 3,592 19
18つくば市 35.4% 10 938 3,697 7
19ひたちなか市 30.0% 38 715 3,664 9
20鹿嶋市 31.4% 30 366 3,816 1
21潮来市 33.1% 21 228 3,494 35
22守谷市 23.9% 79 260 3,347 64
23茨城町 33.0% 22 197 3,623 16
24小川町 34.2% 15 165 3,310 71
25美野里町 22.7% 81 122 3,397 56
26内原町 25.2% 73 94 3,248 75
27常北町 26.0% 70 75 3,593 18
28桂村 25.9% 71 68 3,329 68
29御前山村 33.4% 19 57 3,510 29
30大洗町 40.0% 3 148 3,568 21
31友部町 24.8% 77 168 3,439 48
32岩間町 28.3% 54 110 3,442 46
33七会村 42.1% 2 45 3,458 43
34岩瀬町 27.9% 61 146 3,419 52
35東海村 29.2% 46 219 3,505 32
36那珂町 25.2% 74 235 3,364 62
37瓜連町 29.9% 39 75 3,099 80
38大宮町 25.1% 75 157 3,505 33
39山方町 33.4% 20 82 3,515 27
40美和村 34.7% 12 58 3,328 69
41緒川村 32.0% 25 54 3,385 59
42金砂郷町 24.8% 76 80 3,257 74
43水府村 31.9% 27 69 3,510 30
44里美村 31.0% 32 62 3,422 50
45大子町 45.6% 1 200 3,736 4
46十王町 28.2% 56 82 3,340 66
47旭村 32.0% 26 81 3,347 65
48鉾田町 35.2% 11 168 3,478 37
49大洋村 33.6% 18 82 3,391 57
50神栖町 22.5% 82 288 3,660 11
51波崎町 32.3% 24 220 3,389 58
52麻生町 29.7% 41 113 3,325 70
53北浦町 36.0% 9 95 3,492 36
54玉造町 29.1% 48 102 3,283 73
55江戸崎町 23.8% 80 91 3,183 77
56美浦村 30.7% 34 98 3,402 55
57阿見町 29.1% 47 210 3,565 22
58新利根町 28.0% 60 75 3,515 28
59河内町 30.6% 35 92 3,213 76
60桜川村 29.0% 49 62 3,128 79
61東町 29.8% 40 89 3,499 34
62霞ヶ浦町 27.5% 65 137 3,419 53
63玉里村 29.6% 43 67 2,980 82
64八郷町 29.6% 42 190 3,658 12
65千代田町 27.9% 62 159 3,352 63
66新治村 31.9% 28 84 3,559 23
67伊奈町 30.4% 36 118 3,096 81
68谷和原村 25.8% 72 90 3,332 67
69関城町 31.0% 31 105 3,457 44
70明野町 34.1% 16 140 3,467 38
71真壁町 36.5% 7 141 3,662 10
72大和村 36.3% 8 73 3,615 17
73協和町 34.6% 13 124 3,459 42
74八千代町 24.5% 78 165 3,155 78
75千代川村 28.9% 50 76 3,429 49
76石下町 31.8% 29 173 3,448 45
77総和町 28.0% 59 273 3,381 60
78五霞町 27.9% 63 94 2,950 83
79三和町 26.6% 69 192 3,404 54
80猿島町 28.7% 51 105 3,298 72
81境町 34.1% 17 186 3,645 13
82藤代町 38.1% 5 164 3,421 51
83利根町 32.7% 23 124 3,442 47

出典は、茨城県市町村概況(平成15年度版)。
公表されている数値は平成14年4月1日現在。
つくば市は、茎崎町と合併したため、管理者が再計算しました。
なお、2004/1/22の掲載時に「茨城県内の市町村の職員給与比較」との見出しを付けて掲載いたしましたが、この表は、給与の内の「基本給」を示す「給料」表であると、読者の方からご指摘を頂きました。このご指摘を受け、2007/9/9付けで、表題を「茨城県内の市町村の職員給料(基本給)比較」に訂正いたしました。ご指摘に深く感謝いたします。

このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。

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井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
https://y-ide.com
master@y-ide.com

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