今年から新規事業として始まった「日立市まちの起業家創出支援事業」の交付先が決まりました。
この事業は、食の安全、住、環境、福祉、教育など、地域の様々な課題をビジネスの手法で解決しようとする特定非営利法人、任意団体等に対し、必要な経費を補助することによって、まちの起業家の創出を支援、促進するものです。いわゆるコミュニティビジネスを支援しようとするもので、昨年9月に、井手よしひろ県議が、県議会産業活性化特別委員会で提案したことがきっかけに事業化された新たな制度です。茨城県内では日立市がいち早く具体化しました。
(写真:まちの起業家創出支援事業の認定を受け、早速打合せを行うコミュニティネットヒットひたちのメンバー)
まちの起業家創出支援事業の認定を受けた3団体
団体名 | 事業の名称 | 事業の概要 |
NPO自閉症児・者との共生ネットワーク・アシタバ | 自閉症者・発達障害者の地域共生事業 | 自閉症者適職開発実践所として、7年前に親が中心になって開設した、お菓子作り工房(さち工房)、パソコンプリント工房(MM工房)の経験を踏まえ、モデル的な実践所から実質的な自閉症者の職場としての展開を行うため、拠点を拡張する。製品生産は、当初は各工房を中心に行い、拡張部門では販売、雇用拡大の事業強化を行う。また、これまでのノウハウを踏まえ、自閉症者及び介助者の職業教育・訓練、研修、相談等の新しい事業を始める。 |
助六会 | I・愛ネット助六 | ・地域活動支援: FM放送、ホームページ作成などをして団体間の情報を円滑化し、地域の活性化を支援する。・コミュニティFMの設立、運営・交流サロン:市民が集う場を提供・にぎわいづくり事業:イベントを行い賑わいを作る。 |
NPOコミュニティネットひたち | 市民まちかど情報・展示館開設事業 | 市民の美術、文芸、造園、菜園、ペット愛好家の交流と作品発表を目的に、インターネットを利用し、「市民まちかど情報・展示館」として交流の場を提供する。また、展示品の売買も利用者間で行え、小ビジネスの機会の提供による文芸界・愛好家の活性化にもつながる。 |