日立南太田~北茨城間 料金半額で利用5割り増し
9月10日から行われている常磐道の割引社会実験の途中結果が、11月29日、国土交通省や県、日立市などで組織する日立地区常磐自動車道社会実験推進協議会より公表されました。
それによると、10月10日から行われている常磐高速道の日立南太田~北茨城の5カ所のインターチェンジ間料金を半額にした社会実験では、常磐道交通量が平均5割増加し、一般道の交通量が平均4%減少するなど、予想以上の好結果を上げています。
この割引社会実験を国へ提案した井手よしひろ県議ら公明党日立支部では、今後常磐道の区間値引きの制度化に向けて運動を展開していく方針です。
割引実験開始前の9月1日と8日の両日の交通量と実験中の10月27日の交通量を比較した場合、常磐道日立南~北茨城の区間は、640台から1359台と2倍以上に通行量が増えました。日立北~北茨城も60%増加し、区間平均50.3%増加しました。9月10日から1ヶ月行われた3割引き実験では28.4%の増であったため、3割引に比べて5割引の威力をまざまざと証明する結果となりました。
一方、国道6号線など一般道は混雑が大幅に緩和しました。交通量の多い国道6号は北茨城市の大北橋で3.3%減、高萩市の稲村橋で4.6%減、日立市の鮎川橋で6.7%減となり、国道245号は日立市の鮎見橋で12.7%も減少しました。結果的に、交通渋滞も減少し、午後5時から7時にかけて約1.5キロの渋滞だった高萩市東本町の上り車線、日立市桐木田三差路の下り車線はスムーズな流れとなりました。
割引社会実験は12月10日まで続けられますが、半額割引の好成績と、高萩、北茨城地区での渋滞緩和という大きな成果を得ることが期待できます。