ミャンマー国際航空は、茨城空港への直行便を就航させる方向で、茨城県との交渉が進められています。早ければ、8月19日にも県庁内で、就航に関する契約調印式が行われる見込みです。
調印式には、ミャンマー側から、ミャンマー国際航空の最高責任者やミャンマー政府関係者らが来県する見込みで、年内の就航開始へ向け、橋本昌知事と契約調印の文書を交わす予定です。
ミャンマー便の茨城空港就航は、ミャンマー最大都市ヤンゴンとの直行便として、週3便の年内運航開始を目指し、契約を前に大詰めの協議が進められています。一定期間連続して運航するプログラムチャーター便としてスタート。運航実績により、定期便化したい考えです。
ミャンマー国際航空は、ゴールデンウィークに関西、成田、福岡、那覇の各空港にチャーター便を運航。日本に初めて乗り入れを果たしました。
地元茨城新聞によると、就航交渉は昨年夏に本格化し、約1年をかけて水面下で進められてきました。昨年9月にはミャンマー駐日大使が県庁を訪問。会談で橋本知事は、直行バス(片道500円)で結ぶ東京との近さ、首都圏の潜在ニーズの高さ、低コストの着陸料など、茨城空港の優位性をアピールしたといわれています。
民主化が進むミャンマーは、有力な投資先として各国から注目され、進出競争の勢いが増しています。日系企業の進出意欲も高まっており、ミャンマー国際航空は、首都圏のビジネス客や観光客の需要が見込めるとして、茨城空港への乗り入れを検討してきました。
近年、ミャンマーを訪れる日本人は急増しています。日本政府観光局によると、昨年は4万7700人に上り、この3年間で約3.5倍に増えています。
ミャンマー人はまじめで細かい作業も丁寧にやる上に人件費は中国の数分の一です。中国の人件費高騰や関係悪化し、修復に時間がかかる今、注目を浴びている国です。茨城にとってぜひとも交流を深めたい国です。ただ、ミャンマーまで7時間程度かかる上に時差が2時間半あります。ミャンマー深夜発、茨城早朝着かミャンマー早朝発茨城夕方着の2通りしかありません。東京駅とのシャトルバスが早朝や夜遅くに対応できるか早急に考える必要があります。また、宿泊施設や機内食を提供できる施設も必要です。考えられる必要最低限のインフラを整備すべきです。今建設中の小美玉空の駅にも対応をお願いすべきだと思います。