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AEDの効果検証、救命率未使用時の2倍

管理者 2017年1月8日

京都大学健康科学センター・石見拓教授
「市民使用の有効性判明、9年で835人の生存に寄与」

 心臓の停止時に電気ショックを行い、救命措置ができる自動体外式除細動器(AED)の普及効果を検証した研究成果を、京都大学健康科学センターの石見拓教授ら研究グループが、医学系の最高峰とされる学術雑誌「The New England Journal of Medicine」(2016/10/27付)で公表しました。AED普及の意義や救命率向上への課題について石見教授のインタビュー記事を公明新聞2017年1月8日付より掲載します。
「The New England Journal of Medicine」(2016/10/27付)
――今回公表したAEDの有効性について。
 総務省消防庁の統計を基に分析・推計したところ、9年間で835人がAEDを使用したからこそ助かり、社会復帰したと判明した。救命率はAEDが使われなかった場合と比べ約2倍にも上った。AEDの使用が市民にも認められ、普及することの有効性を示すことができた。
 一方で、心臓が原因で突然死する年間約7万人に対し、AEDが効果的に使えていない実態もある。現在、単なる「AEDの普及」から、「救命率の向上につながる救命体制の構築」を進める政策段階に移っていることを知ってほしい。

――その方策は。
 いかに素早くAEDを使えるようにするかだ。心停止は1分処置が遅れると救命率が10%減るため、ファーストタッチは救急隊よりも市民の方がずっと救命効果が高い。
 そこで、例えば「コンビニに行けばある」といった誰にでも分かる場所への配置が必要となる。加えて、これまで心停止が起きた場所は消防機関が把握しているから、そのデータを参考に、適正な設置と設置場所の周知を進めたい。関心が薄かった人への講習も重要だ。公明党は全国的な運動を展開する力がある。行政の取り組みのリード役を期待している。


――講習のポイントは。
岩見教授 小学校で駅伝の練習中に心停止した児童が具体例だ。現場にいた9人の先生たちは心肺蘇生の講習を受けていたにもかかわらず、AEDを使用することができなかった。心停止後は死戦期呼吸といって、ゆっくりあえぐような呼吸をすることがある。それを見て、息が普段通りか分からなかったと証言している。
 心停止の現場はものすごく混乱し、判断に迷うのは当然だ。私たち専門家も、この反省を踏まえて心肺蘇生のガイドラインを見直し、「迷ったら心肺蘇生をスタートする」とした。講習では使い方と同時に、そうした状況を想定したい。

――心臓突然死はなくせるか。
 救命体制を整えれば、スポーツ中や学校での心臓突然死ゼロをめざすことは決して不可能ではない。例えば、AEDを周到に準備した東京マラソンでは、心停止7例中7例が救命できた。学校では、心停止が年に20~40件起きていて、その場所の8割がグラウンド、プール、体育館であることも分かっている。数分以内にAEDが届き電気ショックができる体制を整えたい。
 その上で、児童・生徒にもAEDを含む心肺蘇生を教えていくことが必要だ。命の大切さを学ぶ絶好の機会にもなる。
 専門家として、体育のカリキュラムなどに実技を伴う心肺蘇生の指導を導入するよう提案し、副教材と教員向け解説書の配付もしている。教育への導入は、心肺蘇生を社会に広げ、救命率の向上に直結していく。公明党にもぜひ後押しをお願いしたい。

参考:減らせ突然死プロジェクトhttp://aed-project.jp/

AEDをいつでも、どこでも、誰でも、使えるような環境整備
 茨城県では、2013年4月、全国に先駆けて「AED等の普及促進に関する条例」を制定しました。茨城県AED普及促進条例には以下のような内容が盛り込まれています。

  • 県民が広く利用する県の施設などにおいて、利用者が心肺停止を起こした場合に、すぐにAEDを使える環境を整備するため、AEDを設置すること。
  • AEDを設置した場合には、その設置場所及び使用方法の表示を行うこと。
  • 学校教職員に対して、AED及び心肺蘇生法に関する知識及び技能の習得を規定し、特に、公立学校の新任教諭に対しては、救命講習の実施義務を盛り込むこと。
  • 児童生徒に対しては、AED及び心肺蘇生法の知識及び技能を習得する機会を確保することを規定し、特に、公立中学校、高等学校などの生徒に対しては、心肺蘇生法に関する実習を実施すること。

 こうした条例制定を受けて、県内各市町村では、AEDをいつでも、どこでも、誰でも、使えるような環境整備を進めています。
 例えば龍ケ崎市では2015年から、市内の全小・中学校19校に設置してあるAED(自動体外式除細動器)を屋外型収納ボックスの中に移設し、24時間使用できるようにしています。龍ヶ崎市によると、市内32店舗のコンビニエンスストアにもAEDが設置されており、学校屋外とコンビニにAEDを設置したのは、全国でも初めてです。
 屋外型収納ボックスは、内部の温度をAEDが使用可能な温度(0~50度)に維持できるため、気候や天候などに左右されずに保管することが可能です。龍ヶ崎市は収納ボックスを19台設置するとともに、大規模校の中学校全6校と馴柴、八原の両小学校の屋内にAEDを1台ずつ追加で導入。屋内外に設置することで対応を強化しました。
 また、屋外に設置されたことで、学校関係者だけでなく、いつでも誰でも学校のAEDを使用することができるようになりました。近隣住民からは、「いつでも使えて安心です」「何かあったときに本当に助かる」との声が聞かれます。
 さらに、昨年東海村でも、全小・中学校8校の校舎内などに配置した自動体外式除細動器(AED)を屋外に移設しました。必要な時にAEDを持ち出せる環境整備の一環。移設したAEDは、電動ファンと電熱ヒーターを備えた屋外型収納ボックスに保管され、正常な動作環境を維持しています。各設置箇所は、村のホームページで確認できます。

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井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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master@y-ide.com

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