日立市内県議会報告(防災体制の強化について:塙山町、金沢町、東金沢町、鮎川町、東多賀町)
日立市記念図書館で鉱山電車に関する資料調べ
「犬や人たたかないで」警察犬の生い立ち語る
1月17日、殺処分を寸前で免れ、今では県警の嘱託警察犬として活躍するトイプードル「アンズ」(雌5歳)と飼い主で警察犬指導士の鈴木博房さんが、茨城町大戸の町立大戸小を訪れ、特別講演会を開いた。「飼育して4年たつが、今でも丸めた新聞紙を見ると怖がる」とたたかれたトラウマ(心的外傷)が残っていることを説明、「人や犬をたたくのはやめて」と訴えました。
児童に暴力やいじめをなくす気持ちを育て、動物への愛情を深めるのが狙いです。道徳の時間として実施された。近くの大戸幼稚園の園児も参加しました。
鈴木さんは2013年3月、知人の犬の火葬のため県動物指導センターを訪れた時に、飼育放棄されたアンズと出合い、引き取りました。
当時はペットシートに排せつができず、夜泣きもひどかったそうです。「人間不信に陥っていたが、一緒に飼っているシェパードがアンズを受け入れてくれた」と紹介しました。
アンズを警察犬の訓練に同行させると訓練をやりたそうなそぶりだったため、毎日こつこつと練習を重ねた。身体の大きさが異なるため「どう教えたらいいか試行錯誤の連続だった」と振り返りました。小型犬のためジャンプは苦手だったが、「10センチから始め3カ月後には60センチまで飛べるようになった」と努力の大切さを強調しました。
トイプードルは愛玩犬とみられていたが、「においをかがせてみたら、シェパードと変わらなかった」と嗅覚の能力の高さも説明しました。2016年1月に県警初の小型警察犬となりました。
行方不明者の探索、犯人の追跡、遺留品の捜索などを行う。アンズはこれまで21回出動し不明者を4人発見しました。昨年7月には子ども「エリー」を出産しました。
歩数【3000】歩・移動距離【44】km