6月11日、井手よしひろ県議ら茨城県議会公明党県議団は、国土交通省に石井啓一衆議院議員を訪ね、県政にかかわる政策要望を行いました。
この日、具体的に要望した項目は、圏央道の県内区間の4車線化や東関道水戸線の早期開通、国道6号の4車化など県政発展の基盤となる社会資本の充実を中心に11項目。また、県議会議員個人として個別要望項目として、7項目です。
特に、圏央道関連では、早期の4車線化とともに、トイレを含むパーキングエリア(坂東パーキングエリア)の設置支援を強く求めました。また、国交省が事業化する利根川の河川防災ステーションにスマートICを設置し、一般道の道の駅との連携を図ることなどを提案しました。
また、ひたちなか海浜鉄道のひたち海浜公園への延伸では、費用負担も含めて、国の支援をしっかりとお願いいしました。
茨城空港の就航対策にも触れ、大阪の玄関口である「伊丹空港」への乗り入れを求めました。
石井大臣からは、圏央道、東関道の整備ついては、全力を挙げて取り組むとの回答がありました。ひたちなか海浜鉄道の延伸については、費用負担も含めて計画を精査してほしいとの話がありました。
限られた時間でしたが、率直な意見交換ができ充実した要望活動となりました。
国の予算・政策にかかわる要望書国土交通省におかれましては、茨城県政の推進につきまして、格別なご指導ご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
茨城県は東日本大震災や関東東北豪雨災害により甚大な被害を受けましたが、国の多大なご支援をいただき力強く復興の道を歩んでおります。
茨城は未来性豊かな地域であります。280万人県民とともに、企業、各種団体の方々と目標や戦略を共有し、 「県民一人ひとりが日本一幸せを感じられる県」を目指して、全力で努力してまいる決意です。
つきましては、茨城県勢の発展のために必要となる諸事業の推進に、これまで以上のご高配をいただきますことをお願い申し上げます。
平成30年6月11日
国土交通大臣 石井啓一 殿茨城県議会公明党議員会
井手義弘
髙﨑 進
田村けい子
八島功男【要望事項】
- 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の茨城県内区間の4車線化早期完成。パーキングエリア、スマートインターチエンジ、道の駅など関連施設の整備支援。
- 東関東自動車道(東関道)水戸線の一日も早い全線開通・供用開始。
- 国道6号の茨城県内区間4車線の促進。特に日立地区、石岡地区の整備促進。
- つくばエクスプレスの東京延伸の早期実現、ならびに輸送力強化。
- JR常磐線の安定的運行の確保。計画的更新による利便性の確保。
- 東京8号線(地下鉄8号線)の茨城県内への延伸実現。
- 茨城空港の首都圏ゲートウェイ空港としての機能強化、利活用促進への支援
- 茨城港(大洗港区、常陸那珂港区、日立港区)、鹿島港の整備促進
- 域公共交通の維持確保(地域バス路線の維持確保、自動運転バス、タクシーなどの実用化促進)
- 水資源の確保と水環境の保全(霞ケ浦の水質浄化、霞ケ浦導水の早期整備、八ツ場ダム建設事業のコスト縮減と早期完成)
- 治水事業の推進(利根川、鬼怒川、那珂川、久慈川などの河川整備の加速化)
【個別案件】
- 那珂川・下流域の堤防整備促進
- ひたちなか海浜鉄道湊線の国営ひたち海浜公園までの延伸実現
- 国道6号日立バイパス、大和田拡幅の早期実現
- ひたちBRTでの自動運転バスの実証実験実現
- 土浦市を中心とするサイクリングによる地域活性化支援
- つくば市の中心市街地の再開発への支援
- 境町に計画されている河川防災処点と圏央道との接続実現、道の駅など多機能施設の整備