骨髄バンクに登録して三年余りが経ちます。あと1年で提供できる限界の年齢50歳になってしまうと思っていたところ、9月1日より、ドナー登録および骨髄提供にかかる年齢要件が延長されました。ドナーの登録が50歳から64歳まで、骨髄提供は50歳から55歳までに引き上げられました。
今後、現行基準の51歳を迎える登録者には、引き上げになったことを通知して「登録継続」の意思が確認されます。また、従来の登録要件により年齢超過で「登録取り消し」となった54歳以下の人は、改めて「新規登録」と同様に登録窓口での手続きが必要となります。
一方、下限年齢は3月1日から「18歳以上」と拡大されました。これまでは「20歳以上」でしたから、2歳分拡大されたわけです。一般的には高校3年次に18歳を迎えますので、高校卒業者全員がカバーできることになりました。
ただし、患者さんとの適合検索は20歳になってからであるため、骨髄提供は成人を迎えてからということになります。
(主要国の登録年齢・提供年齢の資料は、「日本骨髄バンクニュース26号」の記事より転載させていただきました)