3月5日、前原誠司国土交通相が閣議後の記者会見で、3月11日に開港する茨城空港について、「造った以上は茨城県の自助努力で、さらに活用できるような取り組みをしっかりやってほしい」と述べたことが、新聞各紙に報道されています。
前原大臣は、茨城空港の開港は「前政権で決めたこと」としたうえで、「鳩山政権はこれ以上空港は造らず、航空会社に無理やり路線(の開設)を強いない」と指摘。「航空会社に無理やり飛んでくださいというお願いをするつもりはない」と語ったと言われて言います。
前原大臣は、就任当時から多き勘違いをされていると思います。それは、高速道路の建設にしても、八ッ場ダムなどの大規模公共事業にしても、空港行政にしても、政府としての政策の継続性ということを全く理解していないと言うことです。
政権が民主党に代わって、政策転換をするのは結構です。しかし、今まさに進んでいる地方の行政の方向性を方針転換するためには、地元との協議や理解が絶対に必要です。
「前政権がやったことだから、私には関係ない」よいう、開き直った対応があまりにも多すぎます。
たしかに茨城空港は、地元の要望で作られた空港かもしれませんが、国の航空行政に基づいて計画され、建設されてものです。今後、維持費にも国費の支出を行わない、なんてことを前原大臣なら言い出すのではないかと、危惧します。
羽田、成田のハブ空港化の構想も、地方空港のオープンスカイ構想とどのようにリンクするのでしょうか。近い将来、茨城空港は仁川空港をハブとする東アジアのエアネットワークの一つに組み込まれていくかもしれません。むしろ、個人的にはその方が県民に大きなメリットが出るような気がします。
前原大臣の下に、地方空港の責任者が一堂に集まって、徹底的な議論が必要かもしれません。このままでは、茨城空港のみならず、全国の地方空港は廃港に向かって一直線です。
(写真は、茨城空港の上空からのイメージイラスト)
ご無沙汰です。益々ご活躍の様子、頑張って下さい。
「別に前原大臣抜きでもいいと思いますよ。国交相が旗ふり役になる必要はないはず」その通りなのですが、航空業界にご関心がないのなら黙っていていただきたいと思うの前原さんが、とやかく言うのには、困ってしまいます。
せめて、黙っていて欲しいと思う一人です。
なぜ、今更羽田ハブ化なのか、3カ月の時間と10億円以上の無駄遣いをした上でのJAL清算のなのか、理解できません。
それはそうと、「空想い」とは言いことばですね。
>前原大臣の下に、地方空港の責任者が一堂に集まって、徹底的な議論が必要かもしれません。
いや、別に前原大臣抜きでもいいと思いますよ。
国交相が旗ふり役になる必要はないはず。
影響力のある人間だったら、誰でもいいと思います。
前原さん以上に、空想いな重鎮や世界を動かすような人物はゴロゴロいますから。
そこでできたものを前原さんにはチェックだけしてもらえばいいのです。