十王の話題二題 ウミウ捕獲場所の再建に予算計上
十王町の伊師浜海岸にある全国唯一のウミウの捕獲場所が崩落した問題で、十王町の和田浩一町長は9月17日、来春の捕獲シーズンに間に合うよう再築する考えを明らかにしました。
捕獲場は花園花貫県立自然公園の第二種特別地域で、伊師浜国民休養地、海岸保全区域に指定されている県有地にあります。海面はアワビやウニ漁の漁業権の指定もあり、県の許可を得て再建するには公共性の確保や後継者の確保、工事や捕獲作業の安全性が求められていました。
これらの課題に対し、個人での捕獲を観光協会などの公共団体などで代わって行うことのほか、地元伊師浜地区の関係者らと協議して後継者育成に努めることなどを前提に、県と調整していくことになりました。
9月3、4日に福岡県で開催された「第十回全国鵜飼サミット」に出席した和田町長は、日本の伝統文化である鵜飼いを支えていくために、「ウミウ捕獲技術保存全国協議会」の設立を提案し、参加した鵜飼い地から合意を得ました。この協議会を主体に、ウミウ捕獲に関わる関係機関への支援要請や捕獲場の維持管理を行う方針です。
崩落地は断崖絶壁で設計の難しさ、軟弱な地盤、土砂の排出量などの多くの課題があります。
現地の調査測量のための費用として約157万円を町の予算に計上しました。工事方法や工事費の積算を行い、県に事業計画書を提出し、12月には再建のための本予算を計上する予定です。
十王の話題二題 「川尻駅」から「十王駅」に名称変更
JR東日本水戸支社は9月19日、JR常磐線「川尻駅」を2004年3月から「十王駅」に変更すると発表しました。
新しい駅名に関しては、十王町の新名称選考委員会(委員長:和田浩一十王町長)が、住民へのアンケート調査結果などをもとに、「十王駅」への名称変更を要望していました。
その背景には、2004年中にも予定される日立市への編入合併を控え、「十王」町の名称がなくなるために、十王町内にある川尻駅に十王という名称を残したいとの、住民の強い希望がありました。(右のイラストは十王駅の完成予想図)
自宅で資料整理 →公明党地域ニュースひたちなか特集の編集(走行距離12km)
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