井手よしひろ県議ら公明党が、かねてから主張していた若者の就業支援施設「ジョブ・カフェ」が、来年度予算で実現することになりました。
県は今年4月から、無業者の就職相談から能力開発、職業紹介までを一貫して支援する「ワンストップサービスセンター」(仮称・県雇用人材センター)を開設することを検討しています。中央センターを水戸市三の丸に、県内4カ所には地区センターを整備する計画です。
県は、①若年層の就職支援や人材育成、②就職実現までのワンツーマンの支援体制確保、③雇用・産業・教育など関係機関との連携強化、④民間人材機関の活用などを理念として、雇用相談(雇用制度、各種講演会の案内、内職の紹介、あっせんなど)、キャリアカウンセリング(専門的な個別就職相談)、職業紹介(求人・求職情報管理、求職希望の選択助言、面接日程の調整など)、インターンシップ(職場体験)の推進、情報提供(求人、職業能力開発、資格取得、雇用関係の施策情報など)、出張キャリアカウンセリングによる高校、大学、市町村との連携強化など広範な事業を展開する予定です。
求人情報や職業紹介については、厚労省所管の公共職業安定所との役割分担から、福祉分野の障害者雇用、県内への進出企業の求人など、政策的な雇用情報の紹介に限られる見込みです。
組織的には、県内4カ所の県地方総合事務所を活用。現在ある県民雇用相談コーナーや、就職サポートセンターなどを整理して地区センターとし、日立市、土浦市、下館市、鉾田町などに設置します。