10月6日より、JR日立駅で列車の発車メロディに、吉田正さん作曲のヒット曲が使われるようになりました。
これは、日立市出身の作曲家、故吉田正さんの作品を後世に伝えようと、市内のJR常磐線5駅で吉田さんが作曲した「いつでも夢を」など計6曲が発車メロディーとして採用したものです。
吉田さんは「いつでも夢を」などで日本レコード大賞を受賞。98年に死去し、国民栄誉賞が贈られました。日立市では、郷土の生んだ大作曲家を顕彰し、街の活性化にも役立てようと、2004年4月に、吉田正音楽記念館を市内神峰公園内に開設しました。今回、10月8日に開催される「世界十字路都市会議」を節目に、発車メロディーに吉田さんの曲を採用することを市がJR東日本に提案し、実現しました。
吉田メロディーが流れるのは日立市内の十王、小木津、日立、常陸多賀、大みかの各JR駅。上りはいずれの駅も「いつでも夢を」。下りは十王が「若い港」、小木津が「明日は咲こう花咲こう」、日立は「寒い朝」、常陸多賀が「公園の手品師」、大甕が「恋のメキシカン・ロック」となっています。日立駅が10月6日より、他の4駅が11月1日より実施されます。
JR日立駅上り線の発車メロディ(2005/10/7スパーひたち24号の到着から発車までの模様)