■石名坂=大和田区間の拡幅事業正式決定
井手よしひろ県議らが、2月7日に北側国土交通大臣に要望した国道6号線石名坂区間の拡幅工事(4車線化)が、平成18年度から正式に事業化されることになりました。
新年度予算に、5000万円の路線設計・調査費が新規事業として認められました。
■日立バイパス延長のための具体的検討始まる
「日立道路検討会」が開催され、国道6号の交通渋滞緩和を目指し、都市計画決定している日立バイパスについて、計画見直しの検討に入りました。
国交省や県、日立市で設立した「日立道路検討会」は、都市計画決定後20年以上経過、日立電鉄線の廃止など国道245号の沿道環境も変化しているため、見直しを視野に入れた検討が必要なのを確認しました。
国道6号日立バイパスは1984年、日立市河原子町から田尻町まで延長10.4キロが都市計画決定されています。旭町から田尻町まで4.7キロは既に事業化され、来年度には暫定2車線で供用されることになっています。
未事業化区間は大分部が、海上ルートになっており、事業費も500億円を超えることが懸念されています。
井手県議らは渋滞の緩和を目指し、区間を八反原までに短縮し、海上ルート変更も考慮して、早期の計画決定を要望しています。
(2006/4/5更新・新聞記事の引用)
本年度から国交省 日立の国道6号 渋滞解消へ4車線化
茨城新聞(2006/4/5)
■石名坂以南3.3キロで
国土交通省は、交通渋滞が慢性化し、交通事故も多発している国道6号日立市神田町-同市大みか町間の四車線化に本年度から着手する。同省関東地方整備局の本年度予算に調査費など五千万円が計上された。四車線化が渋滞解消や事故減少につながるものと期待される。
四車線化されることが決まったのは、国道6号の常磐自動車道日立南太田インターチェンジ出入り口付近から石名坂交差点までの約三・三㌔。石名坂は登坂車線を利用するなどして拡幅する。
石名坂や国道293号と交差する大和田交差点付近は慢性的な交通渋滞個所で、渋滞が原因の追突事故や常磐道日立南太田ICから降りる車が国道6号に合流する際の衝突事故が多発している。
加えて、国道6号で現在進められている、榊橋を含む東海村石神外宿-日立市神田町間約二・三㌔の四車線化が二〇〇七年に完了する見通しで、供用に伴い石名坂付近の渋滞が一層激しくなる可能性がある。
国交省関東地方整備局は、四車線化によって、日立市神田町-同市大みか町間約三・三㌔間の車の通過スピードが現在の平均時速約十七㌔から同四十八㌔に上がり、所要時間が十一-十二分から四分程度に短縮されると試算しており、渋滞解消と安全性向上が見込まれる。
一方、国道6号と県道日立港線が交わる石名坂交差点は、交差点内に交通島のある変則的な形状で、事故が多発していることから、四車線化に先駆け改良工事に着手する方向で同省と県が調整しており、本年度内の着工を目指す。