5月18日早朝、日立市十王町友部の県道十王・里美線の拡幅工事現場で、隣接する十王スポーツ広場の斜面に地割れ入りました。県高萩土木事務所は、大規模な斜面崩壊にもつながるとして、道路拡幅工事を一時中止し、県道を通行止めにして地滑り防止工事に着手しました。
地割れが発生した十王スポーツ広場は、炭坑のボタ山を切り崩して発生した土砂を盛土して造成され、付近の住民からは地盤が非常に悪いと指摘されていた箇所でした。
井手よしひろ県議が視察した19日午後には、雨が本格的に降り出し、現場では雨水が斜面に浸透して地滑りが発生しないように、ブルーシートで全面を覆う応急工事が行われていました。また、3ミリ以上の地面の移動で赤色灯が点灯する「地滑りセンサー」が設置され、付近の住民や通行人への注意喚起を行うことになりました。
現地調査の後、井手県議は所管する高萩土木事務所長に、安全性の確保と抜本的な地滑り防止策の検討を要望すると共に、周辺の住民宅を訪問しヒアリングを行いました。