7月1日より、日立市十王町伊師のウミウ捕獲場が一般に公開されています。
全国の鵜飼いにウミウを供給する十王町の捕獲場は、全国唯一の施設です。この鵜捕り場は、平成15年6月19日に高波による浸食のため、ウミウ崩落してしまいました。全国の鵜飼い開催地や旧十王町の関係者の努力により、平成16年10月19日に、より安全な恒久施設として生まれ変わりました。
この鵜捕り場を、観光資源として活用しようと、日立市は今年から、捕獲が行われていないオフシーズン(7~9月、1~3月)に限り、一般に公開することにしました。
見学者は、長さ90メートルの見学者用トンネルを歩き、高さ15メートルのがけの上にある、こもで囲んだ小屋「鳥屋(とや)」(36m2)に入ることができます。眼下には、太平洋の荒波が打ち寄せる絶景が広がります。
公開は、毎日午前10時から午後2時まで。捕獲作業を行っている、市認定のウミウ捕獲技術伝承者の沼田弘幸さんと、後継者の根本好勝さん、大高淳弘さんが交代で、捕獲法などを説明してくれます。予約は不要ですが、遠方からのご訪問の方は念のため、下記までお問い合わせ下さい。
(写真は2005年10月撮影、鳥家の外からの見学は危険なためできません)
鵜捕獲場の一般公開が行われます(7月1日~)
白砂青松日本100選のひとつである伊師浜海岸は、白く続く砂浜から20メートルを超える断崖絶壁へと変化に富んだ海岸線が続きます。
この断崖がウミウにとっては格好の休憩地点となり、毎年40羽ほどのウミウを捕獲し、全国の鵜飼地へ供給している日本唯一の場所となっております。
また敷地内には、ウミウを間近に見ることが出来る「鵜のパラダイス」があります。捕獲場の見学と合わせて是非ご覧下さいませ。
公開期間:
7月~9月および1月~3月
午前10時から午後2時まで
(雨天や強風、高波時には公開中止)
○お問い合わせ先
日立市産業経済部観光課 0294-22-3111
国民宿舎鵜の岬 0294-39-2202