秋篠宮殿下は、「第18回全国生涯学習フェスティバル」にご臨席され、10月6日(金)に日立市内の施設をご視察になりました。
あいにくの荒天にもかかわらず、この日ご視察になったのは、林木育種センター、県北生涯学習センター、国民宿舎鵜の岬の3箇所です。当初、鵜の岬に近接する鵜捕り場のご視察は悪天候のため中止され、鵜の岬のホールで鵜捕りの伝承技術者・沼田弘幸さんが鵜捕りの様子をご説明しました。
今回、秋篠宮殿下がご視察された箇所を以下ご紹介します。
林木育種センター

主な業務としては、1.林木の新品種の開発、2.林木遺伝資源の収集・保存、3.海外に対する林木育種技術協力の3つの業務を行っています。
特に、「『無花粉スギ』を開発・日立市十王の林木育種センター」で紹介した花粉症対策に有効な花粉が少ないスギなどの開発、地球温暖化防止に資する炭素固定能力の高い品種の開発など、注目を浴びている研究を行っています。
所在地:日立市十王町伊師3809-1
電話番号:0294-39-7000(代表)
ホームページ:http://ftbc.job.affrc.go.jp/
県北生涯学習センター

1階は、日立市役所十王支所と県北生涯学習センターとの共同使用、2階および3階はセンターの専有スペースとなっています。県内全フロアにはオストメイト対応トイレを設置したほか、小さなお子さんを持つ利用者のため託児室を設けました。
所在地:日立市十王町友部2581
電話番号:0294-39-0012(代表)
ホームページ:http://www.kenpoku.gakusyu.ibk.ed.jp/
国民宿舎「鵜の岬」
国民宿舎「鵜の岬」は、花園・花貫県立自然公園内にあって、特に風光明媚な伊師浜国民休養地の中核施設として、昭和46年に県立国民宿舎として建設されました。
平成9年新館建設に当たり、外見は鵜が羽ばたく姿をイメージして設計され、高齢者や障害者にも配慮した設備整備に努め、県北周遊の拠点施設として親しまれています。全国の国民宿舎の中で、17年連続で宿泊利用率第1位に輝く施設です。
総支配人の塙吉七氏は、卓越した従業員のサービス教育に務め鵜の岬のサービス体制を確立し、国土交通省が選定した「観光カリスマ100選」にも選ばれています。(観光カリスマ百選:塙吉七氏のHP)
所在地:日立市十王町伊師640
電話番号:0294-39-2202(代表)
ホームページ:http://www.unomisaki.com/

総支配人の塙吉七氏は、卓越した従業員のサービス教育に務め鵜の岬のサービス体制を確立し、国土交通省が選定した「観光カリスマ100選」にも選ばれています。(観光カリスマ百選:塙吉七氏のHP)
所在地:日立市十王町伊師640
電話番号:0294-39-2202(代表)
ホームページ:http://www.unomisaki.com/
ウミウ捕獲場

ウミウの捕獲は、絶壁となっている崖の中腹に鳥家(とや)と呼ばれる隠れ小屋を設け、鳥家の外側に数匹のオトリのウミウを放し、オトリに誘われて舞い降りたウミウを、篠の先端にU字型に曲げた針金を取り付けた「かぎ棒」で鳥家に引き込みます。現在、このウミウの捕獲の伝統的な技術を伝承するのは根本弘幸さん一人で、新たに2名が日立市観光協会の職員として、その技術の習得を図っています。
現在の捕獲場は、従来あった施設が平成15年6月19日未明に、高波と風雨のために崖が崩落し消失したため、平成16年10月に全国の鵜観光地からの寄付金などによって再築されました。
平成18年夏より、捕獲期以外は鵜捕り場の見学が出来るようになりました。(公開期間:7月~9月および1月~3月の午前10時から午後2時まで、雨天や強風、高波時には公開中止)
所在地:日立市十王町伊師644
電話番号:0294-22-3111(内線406)