日立市は11月17日、日立市内(旧十王町)の接骨院の院長から、国民健康保険の療養費(医療費)約150万円を不正請求でだまし取られたとして、日立署に詐欺の被害届を提出しました。日立署では、この被害届を受理しました。
被害届では、院長は日立市と東海村で接骨院を経営していた2002年4月~04年1月、通院してきた市内の被保険者12人の受診日数が、実際は計約70日だったのに対し、水増しで約1500日分の保険請求を行い、療養費約150万円をだまし取ったとしています。
不正請求の方法は、日立市内に住む患者ら12人の名前を使っていました。中には一回しか受診していないのに、記録上は250回近くに膨れ上がっているケースもありました。
院長は2004年3月ごろ両院を閉鎖し、その後は行方不明になっています。
井手よしひろ県議は、この不正請求に関して早い時期から犯罪性を認識し、日立市や茨城県に対して早期の調査を促して来ました。05年6月には、保健福祉常任委員会で、この問題に積極的に対応するよう質問しました。
平成17年保健福祉常任委員会(2005.06.15)
◯井手義弘委員 最近,接骨院の治療に当たって,接骨院にかかる方が,例えば高齢の方が多かったり,そういうことでなかなか2カ月に1回とか,1カ月,2カ月おくれてから,あなたの医療費はこれくらいかかっていますよというような通知が保険者から届く。
そういうのを見ると,3日に1遍ぐらいしかかかっていなのだけれども,毎日かかっているような形で請求が起きているという事例が発見されたとか,そういう話を複数の接骨院の中で,療養費の請求に関して,患者や関係者から不正や間違った請求が行われているのではないかという指摘があった。
それに対して具体的に県もその事例を認識しているというふうに聞き及んでおるのですけれども,具体的に,その実態とか対応策とか,お聞かせをいただきたいと思います。
こうした井手県議らの指摘を受けて、日立市では保険受診者にアンケート調査を行うなどして不正請求の実態の把握に努め、今回の告発に至りました。
偶然、整骨院の不正請求を検索して辿り着きました。
先生の様な「正義感」のある政治家がいる茨城県が羨ましいです。私は、橿原市で治療院を経営していますが、近所に3軒も整骨院が出来、本当に困っています。慢性・老化症状に対して施術出来ない整骨院が、まるで「整形外科やマッサージ師気取り」で安易に施術し、そして健保を不正に使っている。この現状を国は放置し、その結果、長年に渡り健保税が搾取されているのです。幾ら、政治家への献金が強いと言っても、詐欺犯罪を見逃す姿勢には「国賊議員」と言わずにはおれません。奈良県や橿原市にも先生の様な方が・・・と思わずにはおられません。何度も、整骨院の看板違反や、不正な請求に対して保険所や保険医療課に話を行っても全く効果が無く空回りです。
法治国家であるはずの日本は「放置国家」と成り下がり、議員も行政も、そして国民まで腐敗し切っている様に見えてしまいます。しかし、先生の様な「義の政治家」が居るのが判り、少しは溜飲が下がる思いです。
不正請求は多くの場合、単に個人の不正だけではなく、背後に暴力団などの関与がある場合が多いのが現実です。
通常は、事実をできるだけ具体的に市町村の「国民健康保健」窓口にお知らせ下さい。
直接山田さんにご迷惑が掛からないように、調査してくれるはずです。
警察への告発は市町村が行うことが多いようです。
興味深く拝見しました。
実は私も某県にある整骨院の不正請求を把握しており、そのことを本当に放っておいてよいものかどうか思案しているところでした。
よいお知恵がございましたら教えてください。