日立市と日立市議会および市内の関係企業などで構成する「日立バイパス建設促進期成会」(会長・樫村千秋日立市長)は、2月5日および7日、国や県に対し、国道6号日立バイパスの整備促進を求める要望を行いました。公明党からは、助川よしひろ市議会副議長とたての清道市議が参加しました。
5日には、国土交通省関東地方整備局、県関連衆議院議員(栢山代議士、岡部代議士、大畠代議士、石井代議士)、国土交通省(大臣・副大臣・政務官・課長等)を訪問しました。
一行は、6号日立バイパスが平成19年度に旭町アクセスまでが供用開始される予定を説明し、その先の旭町から河原子までの5.7kmについて、今後の道路整備の姿を示す国交省の中期計画の中で本事業を位置づけるよう要望しました。
更に7日には、橋本昌県知事、三浦土木部長、国土交通省常陸河川国道事務所所長梅田所長を訪問し、国道6号日立バイパスの整備促進に関する要望書を提出しました。
(この記事は、日立市議会たての清道議員のHPの記事・写真を参考に掲載いたしました。写真上:国土交通省への要望の模様、写真下:橋本知事への要望の模様)
旭町以南の早期具体化を/国道6号日立バイパス期成会が県へ要望
日本工業経済新聞(茨城版:2007年2月14日)
日立市・同市議会および市民代表・市内の関係企業で構成する「日立バイパス建設促進期成会」(会長・樫村千秋日立市長)は9日、県に対し、国道6号日立バイパスの整備促進を求める要望活動を実施した。樫村会長や副会長の永山堯康市議会議長、山本忠安日立商工会議所会頭らが県庁舎を訪問し、橋本昌県知事や三浦真紀県土木部長へ要望書を提出。日立バイパス旭町以南の早期事業化について、県の支援を要請した。
土木部長室を訪れた樫村会長は「国道245号の4車線化、山側道路の整備や(仮称)塙山アクセスの整備など、道路ネットワークの整備を推進している。市にとって、国道6号日立バイパスは真に必要な道路であることから、さらなる整備促進に向けた取り組みをお願いいたします」とあいさつ。
さらに「今回の国の補正予算でも同路線に約2億円が付いたと聞き、喜んでいる。整備が円滑に進むよう地元とともに協力していきたい」と話した。
要望書を受け取った三浦部長は、「日立区間は、県内の国道6号の中でも一番混雑しており、よく3万台近い車をさばいていると思う。国・市とともに検討会の中で、早急にルートを決定し、日立バイパスの整備促進を図っていきたい」との考えを示した。
国道6号日立バイパスは、昭和59年に田尻町~河原子町までの10.4kmが都市計画決定され、国によって旭町~田尻町までの4・7㎞が事業化された。
現在は、田尻町~鶴首アクセスまでの3・1㎞が暫定2車線で供用化され、平成19年度末には旭町アクセスまでの1.6kmが同様に暫定2車線で供用化される見込みとなっている。
しかし、残る旭町以南の5.7km区間については、現在までのところ未事業化となっている。
同区間の整備については、平成15年に国・県・市のメンバーで創設した「日立道路検討会」や、今年2月に第1回会合を開いた「日立市都市計画道路再検討委員会」の中で、陸側の新ルートなど計画の見直しも含めて検討を進めている。