日立市と高萩市にまたがるKDDI茨城衛星通信所のさくらが、今年も満開になり、多くの市民が訪れています。
この施設は、3月末に運用が終了し現在は使われていません。2基の大型パラボラアンテナも真上に向けられ(天頂格納)、次の役割のためにしばしの休息に入っています。このような状況から今年の花見は、その開催が危ぶまれましたが、高萩市など地元自治体とKDDIの配慮で、一時的に市民への開放が実現しています。
井手よしひろ県議が現地を視察した4月12日も、高萩市の係員の方が域内の管理や交通整理を行っていました。
この施設は1年掛けて県や地元市、茨城大学、国立天文台、KDDIなどが、「電波天文台」への再活用を目指して検討を行うことになっています。来年も新たな体制でさくらを愛でるイベントが開催されることを期待します。