5月4日、東京都内の代々木公園に新たにオープンしたドッグランを見学しました。日立市でも、9月に河原子北浜海岸にペット広場をオープンする予定で、その管理や運営の参考になればとの思いで、この日の実地視察となりました。
東京都は4月28日、ノーリードで犬を自由に遊ばせたいという都民の要望に応えて、代々木公園内に都内最大(3500m2)のドッグランを設置しました。このドッグランは、地元ボランティア等の協力のもと運営され、簡単な登録を行えば、誰でも無料で利用することが出来ます。
小型犬用とフリースペースの二つに分けられたドッグランには、ゴールデンウィーク中ということもあり50匹以上の犬と飼主が集まっていました。さすがに、利用者のマナーも良く、暴れているような犬はいませんでした。
ドッグランの周囲は鉄製のフェンスで囲まれ、地面とフェンスとの隙間があるところは木が埋められ、犬がフェンス外に逃げないよう工夫されていました。ドッグラン内にはウッドチップが敷き詰められ、犬にも飼主にも優しい設計となっています。
水飲み場が近くにないのが気になります。フンの始末はもちろん飼い主が持ち帰るのが基本なのでしょうが、近くの公衆トイレに処分されているようです。
これだけ大規模なドックランですと管理は大変だと思います。管理・運営を手がけるボランティアを現在立ち上げ中とのことでした。こうした施設は、利用者と行政のコラボレーション(協働)が不可欠です。
現在、日立市の「きららの郷」にあるドッグランもボランティアの手で支えられています。河原子の施設は、6月議会で指定管理者が決められることになっています。その後、具体的にどのような形で運営して行くのか、関心がもたれます。