旭町1丁目海岸の越波対策が具体化
旭町1丁目の海岸に越波被害が出ている問題で、県土木部河川課は5月7日までに国の補助事業を活用して、護岸整備や嵩上げ工事を行う方針を固めました。
旭町の海岸は、2006年秋、国道6号日立バイパスの工事が概成したため、工事用道路並びに仮設護岸が撤去され、外洋の波浪が直接海岸に押し寄せるようになりました。特に、昨年10月の低気圧接近時には、海岸に近接する家屋の屋根まで越波するなど深刻な被害をもたらしまし、更にこの2月末には、数日間大きなうねりが続き、重さ数キロの石が庭先まで打ち上げられています。また、護岸上の管理道路は、越波のため通行不能となり、地域住民の生活に深刻な影響を与えました。
こうした状況の中、地域の住民(中小路学区コミュニティ推進会旭町支部)は緊急の対策を求めて1087名に上る署名を集め、3月22日、橋本昌県知事宛に要望書を提出しました。これには、井手よしひろ県議の呼びかけで日立市選出の5県議も紹介議員となり、党派を超えて地域の要望実現を強く訴えました。
5月7日、県高萩土木事務所は井手県議への19年度事業の説明に際し、国道6号日立バイパスの工事が概成した後、できるだけ速やかに海岸の整備を行うことを明らかにしました。整備手法については、早急に国と協議するとのことです。
井手県議は改めて5月8日県土木部河川課と意見交換を行い、国補事業採択を公明党国会議員とも連携し強く働きかけていくことを確認しました。その上で、「補正予算での年度内着工を目指してほしい」と強く要望しました。
参考:旭町海岸の保全を求め住民が要望書提出