日立市は、市内小学校の低学年用トイレを洋式化することになりました。最近の家庭では洋式トイレが主流になってきており、生活の中で和式トイレを使用する経験がなくなってきています。そのために、特に小学校入学後の低学年の児童から和式トイレに対する戸惑いの声が聞かれるようになっています。
市議会公明党では、こうした声を受けて、低学年の使用するトイレを洋式化するよう日立市に求めてきました。
このため市では、今年度予算に約3300万円を計上し、トイレの洋式化に着手します。対象は、小学校全26校の和式トイレ計1155基のうち、1、2年生用の約130基。各校の現状調査や見積もり・設計、業者発注などを経て、着工は今年後半ごろを見込んでいます。
人間にとって排泄は、とても大事な行為にもかかわらず、学校においては長年タブーとして、公の場で議論されてきませんでした。最近、学校のトイレをめぐり、①トイレがいじめや喫煙、非行の場所となっている、②汚い、くさいからから使いたくない、③男子が特に大便ができない、などの子どもたちの悲鳴が聞こえてきています。
こうした声を活かしながら、トイレ環境の改善を進めていきたいと思います。
参考:みんなで作ろう学校トイレ