7月4日、日立バイパス建設促進期成会は、市内幹線道路の渋滞緩和や都市交通の利便、産業の進展を図るため、国道6号日立バイパス全線の早期事業化実現に向け、国道交通省に対して9万7272人分の署名を添え要請書を提出しました。
この署名運は、日立商工会議所や各地域コミュニティ推進会等各種団体が呼びかけ人となり、5月7日から6月22日の間行われたものです。日立市の人口の約半数が署名に協力したことになります。井手よしひろ県議が自治会長を務める金沢団地でも、1109名のご協力をいただきました。
4日午後、樫村千秋日立市長、井上清日立市議会議長、山本忠安日立商工会議所会頭ら日立バイパス建設促進期成会の代表メンバーは、国交省に梶山弘志大臣政務官、宮田道路局長を訪ね、署名と共に要請書を手渡しました。
国道6号日立バイパスは、昭和59年度に田尻町から河原子町までの10.4キロの区間が都市計画決定。これまでに、田尻町から鶴首間の3.1キロ区間が暫定2車線で開通し、来年(08年)3月には旭町までの区間が供用開始予定となっています。しかし、旭町以南の具体的な整備計画は白紙の状態で、国交省が今年中に取りまとめる予定の「道路整備の中期計画」の中にどのように位置づけられるか注目が集まっています。今回の署名と要請書は、こうした背景の中、日立バイパスの建設促進を求める日立市民の熱意を直接、国に伝える意味合いがあります。
日立市は海と山に挟まれた地形的制約から南北に細長いまちであり、南北を縦貫する幹線道路は、国道6号だけとなっています。このため、企業を含む日立市民の南北の移動は国道6号に集中し、この結果、交通渋滞が慢性化し、市民生活及び産業活動の大きな障害となっており、沿道環境の悪化など多くの問題を生じております。これらの問題を解決するためには、南北交通の円滑化を図るための同道6号日立バイパスの道路整備が急がれます。
当バイパスは、慢性的な幹線道路の混雑解消を図るため、昭和52年度に着手され、来年3月には、旭町アクセスまで完成し国道245号と接続します。しかし、さらなる市内の交通の円滑化を図るため、旭町以南への延伸の事業を一刻も早く実現できるよう願うところであります。
つきましては、国道6号日立バイパス旭町以南の事業化が早期に実現されますよう下記の事項を強く要請いたします。
要請事項・国道6号日立バイパス旭町以南の早期事業化が図られますこと。
・国道6号日立バイパス整備を「道路整備の中期計画」に位置づけされますこと。
・道路特定財源を最大限、道路整備に充当されますこと。【署名呼びかけ人】日立市コミュニティ推進協議会/(財)日立地区交通安全協会/日立地区安全運転管理者協議会/日立地区交通安全活動推進員協議会/日立地区交通安全母の会連合会/環境を創る日立市民会議/(株)日立製作所電力グループ日立事業所/日鉱金属(株)日立工場/日立電線(株)日高工場/日立化成工業(株)山崎事業所/日立電鉄交通サービス(株)/日立埠頭(株)/日立セメント(株)/日立製作所工業協同組合/日立鉄工会/日立鉄工協同組合/自製国分協同組合/久慈鉄工協同組合/日立商工業団地協同組合/日立地区通運㈱/茨城県トラック協会日立支部/日立ハイヤー協会/日立市建設業協会/日立市建築塗装組合/日立木材協同組合/茨城県石油商業組合県北地区支部連合会日立支部/日立市観光協会/(財)日立市体育協会/日立市勤労者協議会/連合茨城県北地域協議会/日立電線労務管理研究会/日立市社会福祉協議会/日立市らぽ-る協会/日立市女性センター友の会/日立市地域婦人団体連絡協議会/日立女性フォーラム/日立市オパール会/日立地区保護司会/日立市防災協会/日立市消防団/(社)日立青年会議所/日立の交通環境を創る市民の会/日立商工会議所(順不同)
【事務局・問い合わせ先】
日立バイパス建設促進期成会事務局
〒317-0073日立市幸町1-21-2日立商工会議所内
電話0294-22-0128