Skip to content
ひたみち日記

ひたみち日記

井手よしひろが茨城県日立市からローカルな情報を発信中

Primary Menu
  •  ホーム
  • ご挨拶
  • プロフィール
  • 投稿一覧
  • facebook
  • X.com
  • youtube
  • 地創研
  • ご感想・ご意見
動画配信
  • 県政の話題
  • 私の主張・政策・論文

子育て支援、子ども貧困対策に“給食費の無償化”実現を

管理者 2020年2月18日

学校給食の風景
 子育て支援や少子化対策、また子ども貧困、格差是正の対策として、義務教育課程の給食費の無料化は重要な施策となると考えます。
 2月17日付けの茨城新聞には、学校給食費を公費で補助・負担する茨城県内市町村の調査結果が掲載されました。それによると県内34市町村が何らかの支援策を実施していることが分かりました。
 完全無償化は大子町と城里町の2町、多子世帯や一人親家庭などに対する一部補助は16市町。食材の購入費などを公費で負担する措置は16市町村でした。

■完全無償化は大子町と城里町の2町
 給食費(食材費)は、学校給食法で保護者の負担とされています。しかし、市町村の判断で無償化を実施できるため、子育て支援策などの目玉として選挙公約に掲げる首長もいます。
 県内では、大子町と城里町が完全無償化を実施しています。大子町は県内市町村に先駆け、2017年度から完全無償化を実施しました。予算に約4600万円を計上し、幼稚園、小中学校の児童・生徒計約1000人分を町が負担しています。大子町は、人口に占める14歳以下の子どもの割合が7.9%で県内市町村で2番目に低くなっています。人口減少に歯止めをかけようと、高校生までの医療費無料化などの子育て支援策を打ち出しており、給食費の無償化もその一環です。
 城里町も首長が給食費の無料化を決断。水戸市に隣接する城里町に、子育て支援の充実を切り口に、若い世代の町内居住を進める狙いもあります。


■低所得世帯、多子世帯、一人親世帯への支援拡大
 石岡市・利根町・阿見町・行方市・結城市・鹿嶋市・坂東市・境町・高萩市・龍ケ崎市・大洗町などは、第2子半額や、第3子以降の無償化など、多子世帯向けの補助を行っています。例えば石岡市は、2017年度から第3子以降の無償化を実施しています。2019年度は事業費として約1800万円が予算に計上されました。石岡市の学校給食課の担当者は「経済的負担を減らし、子育てしやすい環境づくりにつなげたい」と取材に答えています。
 また、地産地消の推進や食育の観点から、給食費を補助する市町村もあります。例えば、那珂市は、米粉パン提供時に小麦のパンとの差額を補助しています。常陸太田市では、市内産のコシヒカリを使った米飯給食や米粉パンの給食に補助を出しています。守谷市では、飲むヨーグルト提供時に一般の牛乳との差額を補助しています。

■完全無償化への高い壁
 公費負担を行う市町村が広がる一方、給食費の完全無償化については難しいのが現状です。守谷市給食センターによると給食費無償化には「億単位の予算が必要になるとみられ、学校関係の予算とのやりくりが難しい」と事情を説明します。また水戸市学校保健給食課も「小・中合わせて給食費で10億はかかっているので無償化は難しい」と述べています。
 給食費を払うのは親の務めと価値観も根強く残っており、学校給食法の改正も含めて、積極的な議論が必要です。

学校給食費(小学生)の公費補助・負担の状況
完全無償 大子町・城里町
多子世帯向けの補助(第3子以降無償など) 石岡市・利根町・阿見町・行方市・結城市・鹿嶋市・坂東市・境町・高萩市・龍ケ崎市・大洗町
一人親家庭や低所得世帯向けの補助 つくば市・古河市・五霞町・茨城町・かすみがうら市
材料の購入費などを一部負担 水戸市・下妻市・八千代町・鉾田市・小美玉市・守谷市・東海村・筑西市・桜川市・常陸太田市・常陸大宮市・日立市・神栖市・北茨城市・河内町・那珂市
印刷する 🖨
閲覧数 116

Continue Reading

Previous: サポカー補助、新車で最大10万円
Next: 新型肺炎対策は新たな局面/冷静に対応と医療体制の強化が重要

Related Stories

251126touron
  • 公明党関連
  • 国政情報
  • 平和・軍縮
  • 憲法・安全保障
  • 私の主張・政策・論文
  • 高市自民党

高市首相は、非核三原則の重みを忘れていないか?

管理者 2025年11月27日
251115LDP_launching_conventin
  • 公明党関連
  • 国政情報
  • 安全保障
  • 私の主張・政策・論文
  • 高市自民党

日本の安全保障が揺れる今、公明党の役割と責任

管理者 2025年11月15日
251107SnapShot
  • 平和・軍縮
  • 憲法・安全保障
  • 私の主張・政策・論文
  • 高市自民党

今必要なのは「覚悟」ではなく「熟慮」――台湾有事をめぐる高市首相の失言を巡って

管理者 2025年11月10日



井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
https://y-ide.com
master@y-ide.com

2025年12月
月 火 水 木 金 土 日
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
« 11月    

最近の投稿

  • 高市首相の「存立危機」発言が示した危うさと、政府答弁案が語る本来の姿勢
  • 栃木で紡がれた美と文化の交差点――喜多川歌麿の最高傑作「雪月花」の源流に触れる
  • 北海道・三陸沖「後発地震注意情報」が初めて発表
  • 沖縄上空での「ロックオン」事案。いま、日本の空で何が起きているのか?
  • 身を切るべきは「議席」ではなく「企業献金」だ──暴走する定数削減論への反論

アーカイブ

カテゴリー

  • いばらきパートナーシップ宣誓制度を実施しています
    2025年12月8日
  • 【CHALLENGE IBARAKI】#78 霞ヶ浦暁のしらうお!!
    2025年12月6日
  • TVアニメ『終末ツーリング』の舞台を紹介します(第8話霞ヶ浦・モビリティリゾートもてぎ編)
    2025年12月1日
  • TVアニメ『終末ツーリング』の舞台を紹介します(第7話つくば編)
    2025年12月1日
  • 知事定例記者会見(令和7年11月21日)
    2025年11月21日
  • “これでいいの?自維政権” 維新除名3氏、自民会派入り
  • 命守る避難体制早く築け
  • “青森地震” 被害の全容把握急ぐ
  • (東日本大震災14年9カ月)甲状腺検査の課題は
  • 小1の壁 柔軟な働き方推進
このホームページ(Blog)へのリンクは自由に行ってください。
文章の引用等も自由です。
ただし、リンクや引用等によって生じた不利益に対して、管理者はその責任を負いかねますので、ご容赦ください。
Copyright © All rights reserved. | MoreNews by AF themes.