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終戦79年“やましき沈黙”を考える

管理者 2024年8月14日

特攻兵器
 8月13日深夜、NHKスペシャルの再放送「日本海軍 400時間の証言(2)『特攻 “やましき沈黙”』」を視聴しました。
 昭和19年10月に始まった「特攻」神風特別攻撃隊。終戦後行われた「海軍反省会」ではそれより前に、組織的に計画していた事実が語られました。番組の最終盤で、次のようにキャスターが語ります。
 「海軍反省会」に参加していた1人1人は、特攻は決して命じてはいけない作戦だと心の中では分かっていました。
 しかし、その声が表に出ることはありませんでした。間違っていると思っても口には出せず、 組織の空気に個人が飲み込まれていく。そうした海軍の体質を、反省会のメンバーの1人は「やましき沈黙」という言葉で表現していました。しかし、私はこのやましき沈黙を 他人のこととして済ますわけにはいかない気持ちになります。今の社会を生きる中で、私自身、 このやましき沈黙に陥らないとは断言できないからです。


 特攻で亡くなった若者たちは陸海軍合わせて5000人以上。その1人1人が どのような気持ちで出撃していったのか、決められた死にどう向かっていったのか。
 その気持ちを考えると、私は反省会の証言から学び取るべきものはただ1つのことではないかと思います。それは、1人1人の命に関わることについては、 たとえどんなにやむを得ない事情があろうと、決してやましき沈黙に陥らないことです。
 それこそが、特攻で亡くなった若者たちが死を持って今に伝えていることではないかと私は思います。

NHKの番組からの文字起こし
(NHKスペシャル「日本海軍 400時間の証言(2)『特攻 “やましき沈黙”』」)
 「やましき」とは、 良心がとがめる。後ろめたいという意味の形容詞。「やましき沈黙」という表現は、日本人の精神構造に深く根付いた文化的な特徴を象徴する言葉です。
 日本社会では、「和」を重んじる精神が強く根付いています。「和」は、調和や一致を意味し、集団の平和や秩序を保つことが重要視されます。個人が自分の意見や感情を抑え、集団の意向に従うことで、表面的な調和が保たれることが期待されるのです。このような状況では、対立や不和を避けるために、問題があってもあえて声を上げない「やましき沈黙」が生まれます。
 また、日本人の精神構造には、「体面」や「恥」を重視する傾向があります。他者に対して恥をかかせないように、あるいは自分が恥をかかないように、沈黙を選ぶことがしばしばあります。例えば、会議の場で意見が対立する場合、明らかに誤りがあるとしても、相手の体面を保つためにあえて指摘しないことがあります。これも「やましき沈黙」の一例であり、相手を傷つけないようにするための配慮が根底にあります。
 さらに、「空気を読む」ことは、日本社会で非常に重要とされるスキルです。これは、周囲の状況や人々の感情を敏感に察知し、それに応じた行動を取ることを意味します。このスキルが発達する背景には、やはり「やましき沈黙」があります。すなわち、周囲の期待や雰囲気に逆らわないように、自分の意見を抑制することで集団内での調和を維持しようとするのです。この沈黙は、外部からは見えにくい日本人特有のコミュニケーションの一部であり、集団の内部秩序を守る役割を果たしています。
 こうした行動の根底には、集団主義が強く根付いています。集団の中で異なる意見や行動を取ることは、しばしば非難の対象となります。このため、個人が自分の意見や感情を控えることが一般的です。特に少数派の意見を表明することは避けられる傾向があり、これが「やましき沈黙」に繋がります。この同調圧力は、集団内での結束力を高める一方で、革新や改革の動きが生まれにくくなるというデメリットもあります。

 1人1人の命に関わることについては、 たとえどんなにやむを得ない事情があろうと、決してやましき沈黙に陥らないこと」との言葉は重いと思います。79回目の終戦の日を前に、「やましき沈黙」について考えさせられました。

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井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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