夕張で若者手作りの成人式 募金への支援に感謝し乾杯
東京新聞(Chunichi Web Press 2007/1/7)
財政破たんした北海道夕張市の市民会館で1月7日、新成人が中心となった実行委員会主催の成人式が行われた。例年60万円あった市の補助金は全額カット、繰越金も1万円しかなかったため、新成人らが募金活動などで手作りした。
式には、帰省した人を含む新成人91人が参加。式典後の「ふれあい交流会」では、晴れ着やスーツ姿で、全国からの支援への感謝の気持ちを込め「ありがとう」の掛け声で乾杯した。
夕張市では例年、市の補助金で実行委が成人式を行っていたがことしは打ち切られ、専門学校生土屋美樹さん(19)ら実行委メンバーが市内のアルバイト先のコンビニに募金箱を置くなど支援を求めた。
報道されたことなどもあり、募金や市民のカンパ、全国からの支援金は計約236万円にも上り、励ましの手紙や支援の品物なども多数寄せられた。
今年最初の温かい話題です。夕張のみんな、これからも頑張ってください。
それにしても、同じチャンネルでは、埼玉や沖縄で荒れた成人式のニュースも流されていました。
報道されたから全国で真心の支援が集まり、感動の成人式が行えた。その一方では、報道されるからいい気になってまた暴れる。マスコミの功罪を垣間見た一日でした。