2011年9月18日、東京電力福島第一原子力発電所の事故が長期化する中、日本の原子力発電が産声を上げた茨城県東海村で、原発の問題点や、立地自治体の課題などについ-て考えてもらおうというシンポジウムが開かれました。
東海村にある日本原子力発電の東海第二原子力発電所は、東日本大震災で自動停止したまま定期検査に入っていて、運転再開の見通しは立っていません。
シンポジウムは、福島第一原発事故をきっかけに、原発の問題点や、原発立地自治体特有の課題を考えてもらおうと、東海村が開いたものです。
はじめに村上達也村長が、「東海第二原発は東京まで110キロと、最も至近距離にある原発だ。このような人口過密地帯に原発があって良いのか」と訴えました。また、東海第-2原発の再稼働には、住民投票など地元の声を活かす必要があると強調しました。