国土交通省は、関東・東北豪雨を踏まえ、「水防災意識社会再構築ビジョン」として、全ての直轄河川とその沿川市町村(109水系、730市町村)において、平成32年度を目途ととして水防災意識社会を再構築する取組を行っています。
鬼怒川・小貝川下流域においては、5月11日に開催した「第2回鬼怒川・小貝川下流域大規模氾濫に関する減災対策協議会」において、鬼怒川・小貝川下流域の減災に係る取組方針を策定し、タイムラインの整備を、出水期(5月末)までに作成することとしていました。
協議会関係市町である茨城県内の10市町において、避難勧告の発令に着目したタイムライン(平成28年5月版)を作成し、5月31日に公表しました。
このタイムラインは、今後の出水や訓練等に活用し、必要に応じて見直しを行っていく予定です。
今回タイムラインが制作された茨城県内の10市町。結城市(鬼怒川)、龍ケ崎市(小貝川)、下妻市(鬼怒川、小貝川)、常総市(鬼怒川、小貝川)、取手市(小貝川)、つくば市(小貝川)、守谷市(鬼怒川、小貝川)、筑西市(鬼怒川、小貝川)、つくばみらい市(鬼怒川、小貝川)、八千代町(鬼怒川)。
参考:常総市の水害に関するタイムライン(PDF版)
”タイムライン” とは、「いつ」、「誰が」、「何をするのか」を、あらかじめ時系列で整理した防災行動計画です。国、地方公共団体、企業、住民等が連携してタイムラインを策定することにより、災害時に連携した対応を行うことができます。