Skip to content
ひたみち日記

ひたみち日記

井手よしひろが茨城県日立市からローカルな情報を発信中

Primary Menu
  •  ホーム
  • ご挨拶
  • プロフィール
  • 投稿一覧
  • facebook
  • X.com
  • youtube
  • 地創研
  • ご感想・ご意見
動画配信
  • 防災

「災害対応車両登録制度」2025年6月1日スタート

管理者 2025年5月31日
250531d_traice

日本は世界でも有数の災害多発国です。地震、台風、豪雨といった災害が毎年のように発生し、避難所生活を余儀なくされる方々が少なくありません。そうしたなか、災害直後から被災地に温かい食事や清潔なトイレ、簡易住居を提供する「災害対応車両」の重要性が高まっています。

こうした車両の迅速な活用を支える仕組みとして、政府は明日(6月1日)から「災害対応車両登録制度」を新たにスタートさせます。この制度は、キッチンカーやトイレカー、シャワートレーラー、トレーラーハウスなど、災害時に生活支援ができる車両や、それらを配備・運用する法人を平時から登録・データベース化しておくものです。いざ災害が起きた際には、各自治体がその情報を検索し、迅速に必要な車両を要請できるようになります。

この制度の特徴は、内閣府が運用する「D-TRACE(ディートレース)」と呼ばれる災害対応車両検索システムを活用する点にあります。登録された車両や法人の情報は全国の自治体が閲覧でき、ニーズに応じたマッチングを行うことが可能です。また、制度を通じて被災地に派遣された車両の運用費については、原則として国が災害救助法に基づき最大9割まで費用を負担します。

特筆すべきは、令和6年の能登半島地震において、すでにこうした災害対応車両が現場で活躍し、避難者の生活環境の改善に大きく貢献したという実績があることです。この実践経験が、制度化の大きな後押しとなりました。

とはいえ、制度にはいくつかの課題も存在します。例えば、登録された車両の維持管理や運搬体制、人員の確保といった平時からの準備、また被災自治体と車両所有者との連携体制の強化が求められています。制度の活用を最大限にするためには、国と自治体、そして民間が一体となって取り組む姿勢が不可欠です。

今後、私たちの暮らしの安心を支えるインフラの一つとして、この制度が社会に定着し、より多くの命と生活を守る力となることが期待されます。

参考:D-TRACE(ディートレース)

印刷する 🖨
閲覧数 276

Continue Reading

Previous: 令和7年度「茨城県企業連携型NPO活動支援事業」の募集始まる
Next: 93点の朝ごはん──肥満気味で高血圧のIさんの食卓は?

Related Stories

251025kitaibaraki_dig010
  • 福祉・医療・介護
  • 防災

“避難行動要支援者”の個別避難計画の作成状況について

管理者 2025年10月25日
251025image
  • 防災

“要配慮者”と“要支援者”、ことばの意味を改めて確認する

管理者 2025年10月23日
251004top
  • 防災

茨城県地域防災計画に「防災士」「防災士会」を明確に位置づけを

管理者 2025年10月5日



井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
https://y-ide.com
master@y-ide.com

2025年11月
月 火 水 木 金 土 日
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
« 10月    

最近の投稿

  • 今必要なのは「覚悟」ではなく「熟慮」――台湾有事をめぐる高市首相の失言を巡って
  • 自民党とN党の統一会派、そして党首逮捕 ― 「数合わせ政治」の危うさ
  • 「嘘も百回言えば真実になる」――繰り返される言葉に惑わされない判断力を
  • 参政党神谷代表――参院代表質問国会で「陰謀論」を展開
  • 自民・公明党の連立協議での“不記載議員は内閣には入れない”との高市総理の発言は反故に!

アーカイブ

カテゴリー

  • 知事定例記者会見(令和7年11月7日)
    2025年11月7日
  • 【CHALLENGE IBARAKI】#77 みんなに知ってほしい!茨城県民の歌
    2025年10月31日
  • 野鳥における高病原性鳥インフルエンザについて
    2025年10月21日
  • 県民の皆様から寄せられたご意見に対する現状・対応について
    2025年10月17日
  • いばらきパートナーシップ宣誓制度を実施しています
    2025年10月9日
  • 「公明質問で招致が前進」
  • (論壇)「強い経済」へのカギ
  • (国会中継)きょう衆院予算委で質問
  • 【主張】米国が核実験再開か 軍拡競争招く愚行に踏み切るな
  • コラム「北斗七星」
このホームページ(Blog)へのリンクは自由に行ってください。
文章の引用等も自由です。
ただし、リンクや引用等によって生じた不利益に対して、管理者はその責任を負いかねますので、ご容赦ください。
Copyright © All rights reserved. | MoreNews by AF themes.