
本日11月29日、茨城県那珂市で 「THE BOTANICAL RESORT 林音(リンネ)」 がグランドオープンしました。かつての茨城県植物園と県民の森を大規模に再生したこの施設は、日本で初めて“泊まれる体験型植物園”を掲げています。オープン初日の現地を視察し、従来の植物園の枠を超えた新しい滞在型リゾートとしての姿が明確に形づくられていることを確認しました。
敷地全体は植物園と森林エリアが一体的に整備され、回転扉による分断が解消されました。有料だった植物園の入園料は無料化され、地域住民が散策に訪れやすい環境が整備されています。オープン初日の今日は、観光客だけでなく地元の方々も多く見られ、従来の日常利用と新しい観光需要が両立する空間として機能し始めている様子が印象的でした。

宿泊エリアでは、自然の地形を生かしたグランピング施設27棟と庭付きコテージ18棟が、来月3日からお客様を受け入れます。いずれも県産木材を用いた落ち着いたデザインで統一されていました。
温浴施設「りんねの湯」は本日から利用可能となっており、施設内には自家農園で育てたハーブを用いた湯やサウナが整備され、自然素材を生かした空間設計が施されていました。香り付きセルフロウリュなど特徴的なサービスも用意されており、リラクゼーション施設としての充実度が確認できました。
飲食関連では、「RINNE CAFE」が地元食材を活用したイタリアンを提供しており、オープンと同時に席が埋まるほどの盛況でした。熱帯植物館を再生させた「バニラドームカフェ」では、バニラの木が生い茂る空間でスイーツやドリンクが提供され、独自性の高い施設として注目を集めていました。団体利用にも対応できる「THE FOREST BBQ」も準備が整っており、校外学習やイベント利用にも幅広く対応できる体制が整えられています。
アクティビティエリア「りんね・ぼうけんの森」では、全長150mのジップライン、高さ8mのアスレチック、次世代型ARシューティング「ジュラシックハンター」、無料の芝すべりなど、多様なプログラムが稼働していました。特にジップラインや芝すべりには多くの利用者が集まり、子どもから大人まで楽しめる環境が提供されています。

今日の視察を通じて、「林音」は植物園としての機能に加え、宿泊、食事、温浴、アクティビティを複合的に組み合わせた新しいボタニカルリゾートとしての方向性が明確に感じられました。従来の赤字構造からの脱却を目指し、観光の新たな拠点として自立性の向上を図る県の取り組みが、具体的な施設整備として結実した形です。
本日スタートしたばかりですが、季節の移ろいとともに変化する自然を活かした多様なプログラムが今後どのように発展していくのか、引き続き注目していきたいと思います。
