動燃アスファルト固化処理施設消火マニュアル
動燃のアスファルト固化施設の消火マニュアルを提供いただいたので、公開いたします。特に、(13)の消火開始の許可を班長に得るとのマニュアルを巡って、動燃側と下請け(三井東圧)との見解が分かれている。
また、原本はA4版で、10.5ポイント程度の細かな活字で印刷されている。
緊急時の対応にこうした体裁で役立つのかとの疑問もある。
作 業 手 順 |
消火設備作業要項(アスファルト固化処理施設)
〔水噴霧消火投備〕
1.作業日的
本設備は、アスファルト固化処理施設のアスファルト貯
蔵室(G018)、エクストルーダ室(R151)、ア
スファルト充填(R152)に設けられ、火災が発生
した場合は、当該室に浄水(TWa)を噴霧させ消火を
行う。また、エクストルーダの異常時に冷却装置として
水噴霧消火投備を必要に応じて作動させることがある。
2.作業場所
G015(通廊) (図-1)
G018(アスファルト貯蔵室)
G111(通廊)
G115(操作区域)
G218(制御室)
3.作準対象場所
R151(エクストルーダ室)
R152(アスファルト充填室)
4.使用機材
(1)使用機材 ハンドル廻し
5.保安上の措置
(1)作業は、未経験者のみの構成とならないように人選す
る
(2)作業者は、作業中の所在を明らかにし、現場を離れる
場合は、必ず班長へ連絡する
6.異常時の措置
(1)異常発生時は、速やかに班長へ連絡し指示に従う。
(2)異常発生時は、部内緊急通報連絡体制に従って連絡する
7.作業内容
○R151火災発生時の対応作業
(1)火災の発生を確認する。
①G218のFDT表示板でFDT151(火災温度
感知器)、FDS(火災煙感知器)両方のランプが
点灯およぴブザーが吹鳴していることを確認する。
②G115の計装現場盤(LOCAL PANEL FOR AO7 FDT
151,152)のランプ、ブザーにより確認する
(2)現場に急行して火災の状況を確認する。
(3)緊急通報連絡体制に従い状況を連絡し、火災発生箇所
への給水消火の許可を得る。
(4)G111の二酸化炭素消火装置操作箱の自動、手動切
替スイッチをCO2遮断にする。
(5)計装現場盤のFDT151スイッチをONに切り替え
る。
①給気ダンバー(W101)が閉になる。
②バイパスダンバー(W102)が開になる。
(6)TWa元弁(W400)が開であることを確認する。
(図-1)
(7)給水元弁(W411)を閉にし、消火の状況を確認す
る。
(8)鎮火を確認したら(W411)を閉にし、緊急通報連
格体制に従い状況を連絡してその後の指示を仰ぐ。
(9)G115の計装制御盤のFDT151スイッチを
OFFに切り替える。
①給気ダンバー(W101)が開になる。
②バイパスダンバー(W102)が閉になる。
(10)二酸化炭素消火装置操作籍の自動、手動切替スイッチ
を自動にする。
注意事項:(3)班長の指示で操作を行う。
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R152火災発生時の対応作業
(11)火災の発生を確認する。
①G218のFDT表示板でFDT152(火災温度
感知器)、FDS(火災煙感知器)両方のランプが
点灯およびブザーが吹鳴していることを確認する。
②G115の計装現場盤(LOCAL PANEL FOR A07 FDT
151,152)のランプ、ブザーにより確認する
(12)現場に急行して火災の状況を確認する。
(13)緊急通報連絡体制に従い状況を連絡し、火災発生箇所
への給水消火の許可を得る。
(14)G115の二酸化炭素消火装置操作盤の自動、手動切
替スイッチをCO2遮断にする。
(15)計装現場盤のFDT152スイッチをONに切り替え
る。
①給気ダンバー(W100、W103、W104)が
閉になる。
②バイパスダンバー(W105、W106)が開になる。
(16)TWa元弁(W400)が開であることを確認する。
(図-1)
(17)給水元弁(W408)を開にする。
(18)火災発生区画に応じて(W420、W421、
W422、W423)のいずれかを閉にし、消火の
状況を確認する。
(19)鎮火を確認し、給水元弁(W408)および
(W420、W421W422、423)のいずれか
を閉にし、緊急通報連絡体制に従い状況を連絡してそ
の後の指示を仰ぐ。
(20)G115の計装現場盤のFDT152スイッチを
OFFに切り替える。
①給気ダンバー(W100、W103、W104)が
開になる。
②バイパスダンバー(W105、106)が閉になる
(21)G115の二酸化炭素消火装置操作盤の自動、手動切
替スイッチを自動にする。
注意事項:(13)班長の指示で操作を行う。 |
このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。 |
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