JR川尻駅を「十王駅」に駅名変更:2004年3月予定
十王町のJR常磐線川尻駅の駅名が、2004年3月を目処に「十王駅」に変更される見込みとなりました。
川尻駅新名称選考委員会(委員長・和田浩一町長)は7月28日、公募した新名称から「十王駅」を選び、7月31日に開催された町議会全員協議会に報告しました。
所在地が十王町であるにもかかわらず、日立市の地名が付けられた「川尻駅」については、以前から改名が取りざたされていました。現在進められている駅舎の新築工事を契機に、駅名の変更が計画されました。
●日立市との合併でなくなる「十王」の名称を駅名に
新しい駅名に関しては、一般町民から公募が行われました。町外を含めて286通が寄せられ、「十王駅」が最も多く寄せられました。2004年中には日立市に編入合併されることになり、十王町の名称が無くなるため、永年親しんだ「十王」の名前を駅名に残したいとの町民の声が背景にあったと思われます。「十王鵜(う)の岬駅」や「鵜の里十王駅」などの提案もありました。
十王町によると、改名に伴い、ホームなどの看板書き換えや切符などのコンピューターシステム変更などが必要となり、その費用は8400万円ほどかかります。全額町が負担することになります。
駅名変更の時期は、上越新幹線の熊谷~高崎駅間に「本庄早稲田駅」が新設される2004年3月とする予定です。JR東日本の運行システムの大幅更新があるため、同時期に駅名を変更すると、経費が割安になるためです。
川尻駅は、現在老朽化した駅舎の全面的な改築を行っています。同時に、JR常磐線によって東西に分断されている状況を改善するために、東西の自由通路の整備が進んでいます。総工費は13億7000万円で、2005年3月の完成予定です。
(写真は十王駅の完成予想図)
活動記録:新盆挨拶回り(走行距離134km)
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