地元、茨城新聞が一面で参院選の投票率を各党がどのように見ているか特集しました。各党とも50%割れを予測しているようです。
茨城新聞DailyNews(2004/7/9)ただこの記事に中で、井手よしひろ県議が、35%と見ているとの記事がありますが、若干ニュアンスが異なりますので、弁解しておきます。私は、正確には「投票率が35%になっても勝てる選挙戦を目指しています」と記者の取材に答えました。最悪の投票率を想定して、その中でも比例区23万8000票の目標を突破できるよう、しっかりと戦略を立て、全力を挙げて努力しているとの主旨で、35%という数字を出したのです。
参院選 有権者反応鈍い終盤 投票率気をもむ各党
7月11日投開票の参院選で、各党は投票率の行方に気をもんでいる。前回2001年参院選の県内投票率は50.18%で全国最低。県選管は「脱・最下位」へ棄権防止に躍起だが、選挙戦は終盤を迎えても、一般のムードや反応は依然鈍いというのが関係者の一致した見方。県内各党はいずれも50%を割り込むのは確実と見ているが、投票率は各候補の得票の行方を占うだけに、関係者の見方にもそれぞれの思惑が交錯している。
自民党県連の山口武平会長は「このままでは50%は難しい。ただ、40%を割り込むことはない」と見る。茨城選挙区候補の岡田広氏(57)陣営も、街宣カーや街頭演説に対する有権者の反応から「50%割れは避けられない」と感じている。
地域差もある。県央地域の自民県議は「一口で言えば、今回のムードは選挙区・安泰、比例区・低調。特に比例区は街宣車や候補者ポスターも見かけない。選挙中の雰囲気がない」と懸念する。 これに対し、毎回棄権率の高い県南地域の自民県議は「茨城都民の間では年金、イラク問題で選挙への関心は低くない。自民への逆風を肌で感じる」と述べ、こうした反自民層が今回はどっと投票するのではないか、と警戒を強める。
茨城新聞が先に実施した世論調査では民主支持者には無党派層や若年層が多い。民主党県連の大畠章宏代表は「投票所に行かないのは現状追認。50%は超えてほしい」と投票率向上に期待を込める。
しかし、茨城区の郡司彰氏(54)陣営内からは「40%割れ」との悲観的な見方も。支援母体の連合茨城は「民主優勢」の観測が強まり、票が上滑りするのを警戒する。このため、「投票率アップこそ民主党の生命線」との文書を7月6日、傘下産別・単組に一斉通知。組織引き締めに躍起だ。
共産党の茨城区候補田谷武夫氏(52)陣営は「年金問題などで選挙への関心は必ずしも低くはない」と言う。共産党県委員会の関戸秀子委員長は「自民党を長年応援してきた人の間から自民政治に対する不満や怒りが聞かれ、がっちりだった自民の網の目がほつれ始めた」と述べ、自民支持層の「選挙離反」で結局は50%を割り込むと予想する。
公明党県本部の井手義弘幹事長は「前回並みの50%という感じは全然ない。35%というところではないか」と厳しい見方を示す。公明の支援母体・創価学会は抜群の組織力を誇る。投票率の低下は県内の得票目標24万の達成には痛手だが、打撃はむしろ野党側が受けるのではないか、と見る。
社民党県連の石松俊雄幹事長は「50%を超えてほしいが、実際には40%を割るのではないか」と、やはり30%台に終わると見ている。
結果が出るまで、あと丸2日。最後まで頑張るつもりです。
(写真は、水戸市内で行われた比例区はまよつ敏子候補の街頭演説会)