注目された茨城県の投票率は、50.07%(選挙区選)で、3回連続の全国最下位に終わりました。前回2001年参院選の50.18%をさらに0.11ポイント下回り、1992年の36.62%、1995年の36.94%に次ぐ史上三番目の低率となりました。
低投票率の要因は、候補者が自民、民主の現職二人以外に、共産党新人の一人しかおらず、事実上の信任投票になってしまったことが挙げられます。指定席を分け合うとの見方が早くから広まっており、各政党が当初予想していた「40%前後」という数字よりは上回わりました。
男女別の投票率は、男50.76%、女49.39%。市町村別で最高は、町長選と町議補選が重なった石下町の66.49%。最低は鉾田町の41.07%でした。
県選管は、過去2回の参院選で投票率が全国最下位という汚名を返上しようと、PR方法のアイデアを大々的に公募し、銀行のATMで投票を呼びかけたり、茨城大のキャンパスで学生向けにチラシを配布したりして、投票率アップを目指しましたが実を結びませんでした。
【茨城県の市町村別投票率】