永田氏懲罰「除名」で=与党内強まる 付託は1両日中に
時事通信(Yahoo! News 2003/3/1)
自民、公明両党は1日、幹事長・国対委員長会談を開き、民主党の「送金メール」問題で提出した永田寿康衆院議員への懲罰動議について協議した。永田氏が「メールは偽物」と言い切っていないことから、「由々しき問題」として、最も重い除名を求めるべきだとの意見が強く出された。
自民・公明の与党両党は、一両日中に、永田寿康衆院議員への懲罰動議を、本会議に上程し委員会付託する方向で話し合いをもちました。この場では、「除名」も含む重い処分を求める声が噴出したようです。
懲罰動議とは….
国会内の秩序を乱した議員を懲罰委員会に掛けるための動議。衆院は40人以上、参院は20人以上で提出できる。
動議は議院運営委員会で協議の上、本会議で懲罰委員会への付託の有無を決める。付託後、懲罰委員会が懲罰を科すべきと決めた場合、①)戒告、②陳謝、③一定期間の登院停止、④除名のいずれかの処分が下される。
ただし、除名するためには、出席議員の3分の2以上の賛成が必要となる。
日本国憲法(第58条)
2.両議院は、各々その会議その他の手続及び内部の規律に関する規則を定め、又、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる。但し、議員を除名するには、出席議員の3分の2以上の多数による議決を必要とする。
動議は議院運営委員会で協議の上、本会議で懲罰委員会への付託の有無を決める。付託後、懲罰委員会が懲罰を科すべきと決めた場合、①)戒告、②陳謝、③一定期間の登院停止、④除名のいずれかの処分が下される。
ただし、除名するためには、出席議員の3分の2以上の賛成が必要となる。
日本国憲法(第58条)
2.両議院は、各々その会議その他の手続及び内部の規律に関する規則を定め、又、院内の秩序をみだした議員を懲罰することができる。但し、議員を除名するには、出席議員の3分の2以上の多数による議決を必要とする。
私は、国会議員は自らの言動についての出処引退は、自分自身でとるべきだと考えます。現状では、自民公明の与党で、衆院の3分の2を超える議席を有しています。永田議員は、自らの非を潔く認め、懲罰委員会での「除名」処分を待たずに辞職すべきです。
(2009/1/3更新)
永田寿康・元民主党衆院議員は、北九州市のマンションから飛び降り自殺しました。マスコミ報道によると、08年11月からこのマンション近くの病院で精神疾患の治療に当たっていたということです。(合掌)
偽メール事件で辞職の永田元議員が自殺、遺書残し飛び降り
読売新聞(2009/1/3)
(2009年1月)3日午後6時25分頃、北九州市八幡西区里中3のマンション(11階建て)の駐車場で、偽メール問題で2006年に議員辞職した永田寿康・元民主党衆院議員(39)が倒れているのを住民が見つけた。
病院に搬送されたが、死亡が確認された。
福岡県警八幡西署によると、10階と11階の間の階段の踊り場でノートに書いた遺書が見つかった。同署は飛び降り自殺したとみて調べている。永田元議員は昨年11月から、マンション近くの病院に精神疾患で入院していたという。
永田元議員は2006年2月、衆院予算委員会で、当時のライブドア社長が、自民党幹部の家族への送金を指示したとする電子メールを取り上げたが、後にメールが偽造と判明し、同年4月に議員辞職した。
永田元議員は2000年6月の衆院選で、千葉2区から初当選。以後、2回当選し、民主党調査局次長などを務めた。