茨城県内をフランチャイズとするサッカーJ1の鹿島アントラーズとJ2水戸ホーリーホックが、県と「茨城空港」のPRについて包括契約を結びました。
Jリーグはホーム&アウェイ方式により試合をしますので、必ず相手チームのホームグランドで試合をすることになります。この移動は、たいへんな労力を伴うものとなります。
そこで、茨城空港がオープンし、札幌・大阪・福岡・沖縄の4路線が開設されるとどの程度移動時間が短縮できるか、シミュレーションしてみました。
鹿島アントラーズ
○試合日前日に試合場所に移動・宿泊する。
○移動日は鹿島で軽めの練習を実施してから、18:30~19:30頃の遠征地到着を目安に空港等へ向かう。
○移動時間の短縮があっても練習時間の延長はないが、練習開始時間を繰り延べることで選手の休養時間が延びる可能性がある。
○選手にとっては移動時間の短縮が最も歓迎されるところ。茨城空港の利用により、移動時間の短縮,選手への負担軽減が期待される。
※現 在:大阪へは新幹線で移動(約4時30分)
開港後:茨城空港の利用により移動(約2時間30分)
※移動人数:30名(選手:20名,スタッフ:8~10名)
鹿島アントラーズ | ||
ガンバ大阪戦 | 片道2時間の短縮 | 現在は新幹線を利用、茨城空港からの空路に変更 |
コンサドーレ札幌戦 | 片道1時間15分の短縮 | 発着地を羽田から茨城空港へ変更 |
京都サンガ戦 | 片道1時間15分の短縮 | 発着地を羽田から茨城空港へ変更 |
大分トリニータ戦 | 茨城空港には大分便は就航しないため、時間短縮にならない |
水戸ホーリーホック
○就航想定先(札幌・大阪・福岡)への遠征には航空機を利用。羽田空港まではバス移動のため、茨城空港の利用により、往復で最大5時間の短縮及び高速代・燃料代の削減、選手の負荷軽減が見込まれている。
※現 在 選手寮 → 羽田空港 約3時間半 往復 7時間
開港後 選手寮 → 茨城空港 約1時間 往復 2時間
○夏場はナイトゲームが多いので遠征地に宿泊するが、14時キックオフの試合の場合は日帰りを基本としていることから、茨城空港が開港すれば遠征費の削減が期待できる。
※1回あたりの遠征人員:20名
※07シーズン 遠征に飛行機を使用した対戦相手と利用空港(遠征回数は各1回)
サガン鳥栖戦 :福岡空港
セレッソ大阪戦 :伊丹空港
アビスパ福岡戦 :福岡空港
愛媛FC戦 :松山空港(就航なし)
徳島ヴォルティス戦:徳島空港(就航なし)
ロアッソ熊本戦 :熊本空港(就航なし)
サンフレッチェ広島:広島空港(就航なし)
水戸ホーリーホック | ||
サガン鳥栖戦 | 片道2時間30分の短縮 | 発着地を羽田から茨城空港へ変更 |
セレッソ大阪戦 | 片道2時間30分の短縮 | 発着地を羽田から茨城空港へ変更 |
アビスパ福岡戦 | 片道2時間30分の短縮 | 発着地を羽田から茨城空港へ変更 |