地方都市での開催への期待と不安
「コミケ」ということばをご存じでしょうか?「コミケ」とは「コミックマーケット」の略で、個人やサークルが独自に作る同人誌を販売するために開催されている即売会です。漫画やアニメーションのファンを中心にサークル参加者や来場者が拡大し、3日間の開催で50万人以上を集める巨大イベントへと成長しています。現在は「東京ビッグサイト」で毎年8月と12月に開催されています。
この「コミケ」では通常開催とは別に、5年に1度、特別イベント「コミケットスペシャル」を開催しています。次回の開催場所が茨城県水戸市に決定しました。
次回開催のテーマは、「『コミケ』で町をにぎやかに」ということで、「コミケ」を運営するコミックマーケット準備会は、2010年3月21日に開催予定の「コミケットスペシャル5」の開催地を公募していました。地方公共団体や第三セクター、観光協会などに呼びかけ、町おこしのために「コミケ」を熱望する地域での開催を企画しました。
5年に1度の本気の遊び!「コミケでまちおこし・コミケットスペシャル5(仮)」
開催地が決定しました!
開催日:2010年3月21日
開催地:水戸市
(コミックマーケット公式サイトより引用:2009/1/16)
選考経緯について
2008年9月より開催誘致団体を公募し、北海道・東北・関東・東海・北陸・関西・中国・四国・九州の各地方から21団体のエントリーをいただき、そのうち20団体から正式な応募がありました。多数のご応募ありがとうございました。これらの応募を、コミックマーケット準備会にて審査させていただき、2008年10月末に開催予定地を決定いたしました。その後、誘致団体であるみとコミケットスペシャル5誘致委員会側での地元の調整が行われ、この度の発表に至りました。
コミケットスペシャルとは
毎年夏・冬に、東京ビッグサイト全館3日間を使用して行われ、毎回延べ約50万人以上を動員している『コミックマーケット』。この世界最大のマンガ・アニメ・ゲームのイベントであるコミックマーケットが、近年、5年に1度行うイベントとして、『コミケットスペシャル』があります。コミケットスペシャルは、通常のコミックマーケットとは違い、毎回テーマを決めて行われます。 2000年沖縄・宜野湾では「リゾートコミケ」、2005年東京・有明では「24時間耐久コミケ」をテーマとしました。そして、次回開催が2010年3月と決定し、テーマは「コミケでまちおこし」となりました。「まちおこし」ということで、今までとはまた違った、地域とコミケットが一緒となったイベントを開催したいと思っています。
今後について
既に2008年12月上旬に現地の会場予定地となる商業ビルを拝見させていただきました。「コミケットスペシャル」らしい趣向にご期待下さい! なお、中心となる同人誌即売会、併せて行われる各種関連企画については、今後具体的な検討を進めていきます。
「コミケットスペシャル5」専用のWebサイトも近日オープン予定です。もう少々お待ち下さい。
「コミケットスペシャル5」の水戸開催を心から歓迎し、今後の企画充実に大いに期待したいと思います。今回の水戸誘致は、水戸市内の町おこしボランティアが中心となって企画・提案を行ったと聞いています。歴史と伝統の街・水戸とコミケとのコラボは大いに楽しみです。
ただし、一抹の不安もあります。募集要項には「総参加者数3000~5000人」とありますが、果たしてこれだけの参加者で済むのかどうか、大変疑問です。入場整理券などの発行を抑制すると、今度は町おこしとしての集客効果に問題が出てしまう懸念があります。
水戸は、上野からJR特急で1時間余り。水戸市内には、東京ビックサイトのような広い空間を持った商業施設は存在しません。水戸芸術館に隣接する商業ビルが条件に一番近いと想定されますが、増床を重ねた建物なのでワンフロアーが狭く、構造も複雑です。エスカレーター、トイレなど、老婆心ながらどうするのかと心配になってしまいます。
食事や宿泊施設は、さすがに県都ですので充分、対応できると思います。
多くの方に水戸においでいただき、なおかつ安全な運営を行うためには、地域住民とコミケ準備会の周到な連携が必要となります。
(写真は「コミケットスペシャル5」の会場の一つとして想定される商業ビル。この記事のニュースソースは、GIGAZINE「茨城県水戸市が『コミケットスペシャル』の開催地に正式決定、開催日も発表」です)
問題点は全て洗い出し、準備会に質問、充分な検討をすればよろしいかと。
準備会だって無用の混乱や偏見の助長は避けたいわけですから。
複数のフロアが使えるのであれば、
ゾーニングは比較的楽だとは思いますが。
まあ、コミケット準備会も、その点は
無視出来ないところでしょうし。
無策のまま開催する事は無いでしょう。
成人向けが大半というのは事実誤認です。
でも、しばしば詭弁で使われる「ごく一部の」とか「一握りの」と言えるほど少なくも有りません。
コミケだと2~3割くらいで、スペシャルはさらに若干下がります。
at様が前述された「無視できない数」という表現が、かなり適切だと思います
同人誌の大半がポルノ系であるという発言は非常に不適切であると思います。
確かにそういった本がないわけではありませんし、人気が高くなりがちかもしれません。
ただ、実際に同人誌頒布会に参加されればおわかりかと思いますが、それだけが同人ではございません。自らの表現を思いのままに本という形に注いだものが同人でございます。
もちろん、だからと言って何を書いてもいいのかというわけではございません。
ですが、法律の遵守がなされているのは当然のことでありますし、実際にイベント側もそれはチェックいたします。問題があれば当然頒布はできません。
こういった同人誌イベントは、日本国憲法に規定された表現の自由が上っ面の文言ではないという一つの証明であると思います。
まずは、当日のイベントにお越しになってみませんか?
同人誌とよばれるものはポルノ系の内容のものが大半だと聞いております。
そのような物を売る催し物を、いくら町おこしとはいえ開催するのは考えものではないでしょうか。
子供たちへの影響も心配されますし、そのような物を求めてくる者たちを受け入れる事への不安もあります。
まだ開催まで日もあるようですし、今一度熟考をお願いしたいと思います。
もし開催になるのであれば、当日の治安に不安を出さぬようお願いします。
コミックマーケットで頒布される創作物が法律上の「児童ポルノ」でないのはおっしゃるとおりですね。
むしろ、街の風紀とか児童保護とかから見ると、児童ポルノでない成人のポルノグラフィならあそこでやっていいのかという疑問はあります。
「一般の性的嗜好」に合致してさえいればどこで何をやってもいいのかと。
商業出版であれば成人向けに分類されるであろう同人誌が無視できない数存在するのは、誰も否定できないところでしょう。
そして呼びかけはされていますが、未成年のゾーニングが必ずしも徹底されているわけでもない。
一般の商業書店でもこのへんは徹底しているとは見えない部分もありますが。
もっとも水戸のあのへんは、水商売が多く店を開けているいわゆる歓楽街や、性風俗特殊営業が存在するエリアに近かったりもしますね。
二次元ものは児童ポルノではありません
これは法律上そうですし、含めるべきものではないです
児童買春などの問題は三次元であり、
特に幼児が自ら関わることはなく、親が売るわけで、親の行為を“現状の法律をきちんと運用”し、罰っすることで解決できます
日本の場合は、高校生の援交(買う大人、売る少女)も問題です
(海外は高校生を児童ポルノにカウントしていない)
著作権はコミケの場合厳しいですよ
コミケ等につきまとう問題として、
1.著作権侵害
2.児童ポルノなど一般の性的嗜好を超えたもの
この2点があげられます。
賑わいも結構ですが、これらの管理を万全にして
より多くの人に受け入れられるイベントになって
頂きたいと思います。