明日3月16日のダイヤ改正で、JR東日本水戸支社では常磐線の特急列車を新型車輌E657系に統一します。そのために今まで、タキシードボディーといわれ親しまれてきたスーパーひたち(651系)と、フレッシュひたち(E653)の定期運転ではラストランとなりました。
651系は、1989年3月のダイヤ改正時から営業運転をスタート。以来24年間にわたって、常磐線の花形列車として走り続けました。当時、特急「ひたち」に使われたていたのは旧こだま型電車の鼻を潰したようなボンネット型485系。651系の洗練されたデザインに時代の魁を感じたのは私だけでは無いと思います。LEDを使ったヘッドサインが特徴で、在来線特急としては初めて時速130キロの営業運転を実現しました。私にとっては、赤いテールライトもLEDサインで代表したデザインが、なんとも印象的でした。
651系は取手~藤代駅間で、室内灯が消灯してしまう車両でした。交流区間と直流区間の切り替えのための無電区間(デッドセクション)が存在するために、非常灯だけが付く区間がありました。これも、常磐線の名物。新型E657では、こうした特徴も無くなってしまいます。
県議会本会議を終え県本部に向う途中、偕楽園の物産館の予定地を観るついでに、即席“撮り鉄”に変身してみました。