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「はしか」12都府県に拡大、海外でも流行続く

管理者 2018年5月26日

予防接種のイメージ
国立感染症研究所感染症疫学センター第3室 多屋馨子室長に聞く
 沖縄県や愛知県などで3月以降、はしか(麻疹)の発生が相次いでいます。国立感染症研究所によると、全国12都府県で計149人(5月13日分まで)の患者が確認され、厚生労働省は海外旅行者などにワクチンの2回接種を呼び掛けています。
 効果的な予防策や注意点について、国立感染症研究所感染症疫学センター第3室(予防接種室)の多屋馨子室長に伺いました(2018年5月25日付け公明新聞記事よりご紹介します)。

■訪日客から発症/2回の予防接種が重要/まずは母子手帳の記録確認を
 今回の感染ルートは、3月に台湾から沖縄県に来た旅行客が、はしかを発症した状態で観光したことがきっかけです。はしかは、潜伏期の後に38度台の高熱が出て、咳やのどの痛みなどの症状が数日続きます。この期間は一番感染力が高いカタル期といわれ、旅行客もこの時期に訪日したと見られます。
 日本は2015年に世界保健機関(WHO)から、国内由来の麻疹ウイルスによる感染が発生していない「排除状態」であると認定を受けました。現在、感染が広がっているのは海外から持ち込まれたウイルスによる「輸入感染」とされています。


 輸入感染を防ぐために、空港などの水際で防ぐのは困難です。実際、2016年には関西国際空港(大阪府)で多数の従業員や利用者が感染し、17年には、インドネシアから帰国した男性が運転免許取得のため滞在した山形県を中心に感染が広がりました。
 海外には今なお流行している国が多く、昨年からはヨーロッパでも大規模に流行しています。19年はラグビーワールドカップ、20年は東京五輪・パラリンピックと大きな祭典がある中で、日本で発症する訪日客は今後も出てくる可能性があります。
 輸入感染を防ぐには、ワクチン接種で免疫を持った人たちを増やすしかありません。
 ワクチン接種を増やすには、誰もが自分自身のことと捉えてもらう必要があります。その上で、ワクチン接種の記録が1歳以上で2回あるかどうかを母子健康手帳で確認してほしいと思いますと。過去にはしかに罹ったことがあれば免疫があるので問題ありませんが、ワクチン1回のみの人は2回目を受けてほしい。
 また、50代以上になると、おそらくほとんどの人に感染歴があるので心配いりませんが、どうしても心配な方は、抗体検査を受けることも一つの選択肢です。

■妊婦、0歳児は注意
 ワクチン接種の際、特に早めに受けてほしいのが、医療や教育、児童福祉機関などの関係者、海外渡航を予定している人です。
 ただし、妊婦や0歳前半、免疫抑制剤を使っている場合などは受けられないので注意が必要です。免疫がない妊婦が感染すると流産や早産の恐れもあります。
 はしかの免疫がないこのような人たちは、不特定多数が集まる場所は避けるのが望ましい。また、周囲で関わる人が予防接種を受けることで、感染を防ぐ対応をしてもらいたいと思います。
 はしかは、麻疹ウイルスが原因で発症する病気で、感染力が非常に強く空気感染や飛沫感染、接触感染で広がるため、患者の咳やくしゃみなどの飛沫を浴びなくても、空気中に漂うウイルスを吸い込んだら感染します。手洗いやマスクでは防ぐことは難しい感染症です。
 感染症に対する免疫がない集団に1人の発症者がいたとすると、インフルエンザの場合は平均1、2人の感染にとどまる一方、はしかは12~18人が感染するとされます。
 はしかは、ウイルスに感染後、10~12日間の潜伏期の後に発症。38度台の発熱や咳、目の充血などの症状が出た後、発疹が現れます。通常は発症から7~10日後に回復しますが、合併症で肺炎や脳炎を起こすこともあります。はしかが疑われる症状が見られた場合には、医療機関に必ず事前に連絡し診察日時などを相談することが大切です。
 はしかのワクチンは、2回接種するとほぼ十分な免疫力がつきます。現在の定期接種は、公費助成で1歳と小学校に入る前の1年間の計2回受けることができます。
 定期接種は1978年に、生後12カ月以上72カ月未満の幼児を対象に制度化。72年10月2日から90年4月1日までに生まれた人には1回、90年4月2日以降に生まれた人は、2回接種を受ける機会があります。
 一方、72年10月1日以前に生まれた人に定期接種は行われていませんが、流行時期に感染して、免疫を持っている人が多いとされます。

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井手よしひろです。 茨城県の県政情報、 地元のローカルな話題を 発信しています。 6期24年にわたり 茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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