西日本を中心にした豪雨災害を受けて、3年前の関東・東北豪雨で被害を受けた境町は、岡山県倉敷市の避難所にトイレや簡易ベッドなどを備えたコンテナハウス3基を送ることになりました。
境町が被災地に送るのは、トイレやシャワー室を備えたコンテナと8基のトイレを備えたコンテナそれに4台の簡易ベッドなどをしつらえたコンテナです。
コンテナは、境町が仮設住宅などの代わりに使おうと導入を検討し、保管していたもので、岡山県倉敷市からの貸し出しの要請に応えました。
配送や現地での工事にかかる費用およそ100万円は、ふるさと納税の制度を使ってインターネットを通じて集めた寄付金で賄います。
ふるさと納税の専門ネットサービス”ふるさとチョイス”のページには、11日21:00現在133万円の寄付が集まっています。
コンテナを積み込んだトラックは11日夜、倉敷市を目指して出発しました。約20時間かけて倉敷の二万小学校と中国職業能力開発大学校の2か所の避難所に設置される予定です。
境町の橋本正裕町長は「避難所はプライベート空間がないことが課題になるので少しでも確保してもらえるよう被災者の気持ちに寄り添いたい」と話していました。
また、このプロジェクトに協力したグループは、全国からコンテナハウスやトレーラーハウスの協力を募っており、100台規模で被災地に届けたいと考えています。ハンデキャップのなる方や妊産婦の家族に提供される”福祉避難所”などに利用してもらう意向です。